気楽な独り言

(有)山野工務店を経営。 国産材を使い、職人の手作りにこだわった家造りをしています。 新築住宅やリフォームなどの事例をご紹介します。 また時々好きな旅行の記事や日々の出来事なども投稿していきます。

2010年12月

孤立債の不安

 ●孤立債の不安

  欧州統一通貨ユーロが、創設以来、最大の危機に直面しています。
 
  今年5月に合意された1100億ユーロにおよぶギリシャ支援に続き、
  先月末、アイルランドも総額850億ユーロに上る支援を受けることとなりました。
 
  しかし、米格付け会社ムーディーズは、アイルランド支援の決定後に、
  アイルランド国債の格付けを5段階引き下げています。
 
  また、ムーディーズはギリシャの6つの銀行も格下げする可能性があるとの
  声明を出しており、ユーロ圏の不安は依然として根強いものとなっています。

  5月のギリシャ救済の際には、破綻を避けるための迅速な支援が歓迎されました。
  しかし、現在は長期債務の返済能力に焦点が移っていることから、
  目先的な金融支援だけでは不安は払拭されない状況です。
 
  そうした不安があることは、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の
  高止まりから見て取れます。
 
  国の信用力が低いほど上昇するCDSはアイルランド国債で約5.5%、
  ギリシャ国債は約9.0%で推移しています。
 
  財政構造の建て直しによってCDSを下げられなければ、
  現在の支援が終了する13年以降、ギリシャとアイルランドは
  債務不履行に陥る可能性が高いとみられていました。

  そこで、欧州連合は今月17日の首脳会談において、
  ユーロ圏の金融安定に向けた安全網となる
  「欧州版・国際通貨基金」を常設する方針を定め、
  「欧州安定メカニズム(ESM)」が13年7月に設立される予定となりました。
 
  そして、このESMが13年半ばに期限切れとなる
  7500億ユーロの緊急融資制度を引き継ぎます。
  ESMの創設も問題の根本を解決するものではありませんが、
  財政構造を建て直すまでに猶予を与え、
  13年以降の債務不履行懸念を抑える効果はありますので、
  ユーロ圏の強い結束を市場に示すことはできたようです。

  そんな中、「日本国債暴落」という言葉をよく目や耳にするようになりました。
 
  日本国債の保有比率は、銀行が38%、民間の保険・年金が24.4%、
  公的年金が11.6%、家計が5%、海外投資家が4.6%、
  その他16.4%となっております。
 
  日本国債は日本人が95%を保有しているから大丈夫とよく言われますが、
  本当にそうでしょうか。
 
  日本国債が暴落しても、日本国債を持たない海外投資家に損は出ません。
 
  ギリシャやアイルランドのケースでは、両国の国債を大量に保有している
  ECBやフランス、ドイツが自国の利益のために助けてくれます。
 
  一蓮托生的なユーロ圏の国債よりも、暴落が始まっても
  誰も買い支えてくれそうもない日本国債に不安を感じるのは私だけでしょうか。
 
  (あるる)

木のある暮らしと私 6.わたしの机 大島つむぎさん(東京都)

木のある暮らしと私 6.わたしの机 大島つむぎさん(東京都)
 
  先日、仕事で唐木細工の職人さんとお会いする機会があった。
 
  そのときに見せていただいた文箱を眺めているうちに、
  なんともいえない郷愁感におそわれた。
 
  どうしてだろう、文箱なんて持ったこともないのに……。
 
  家に帰り、写真を整理しているうちに思い当たった。
 
  やさしい角の丸み、深い色の木目……。
 
  そうだ! こどものころに使っていた机に似ていたのだ。
 
  私が小学校に入るとき、買ってもらった机は木製だった。
 
  木目を活かした焦げ茶色で、ずっしりとした一枚板の天板と
  簡単な引き出しがついただけのシンプルなデザインであった。
 
  つくりも頑丈で、多分それは小学生が使うには贅沢すぎる品だったのだと思う。
 
  しかし、そんなことは6歳のこどもに分かるはずもない。
 
  当時、同級生が持っていた机は、ほとんどがスチール製で
  キャラクターのイラストがついたり、本棚や鉛筆削り、
  電気スタンドが一式になった賑やかなものだった。
 
  そんな机をみるたびに自分の無骨な机が恨めしく思えた。
 
  少しでもかわいくしようと、お菓子のおまけについていたシールを貼りまくったり、
  バラの模様の包装紙を敷き詰めたりして飾り付けたりしたものだ。
 
  それでも家の中に自分の居場所があるというのは、うれしかった。
 
  個室など与えられない昭和40年代の住宅事情である。
 
  6畳間の一角に据えられたその机だけが自分の世界だった。
 
  多くの小学生がそうであるように、
  じっと机に向かって勉強するなどということはあまりしなかったが、
  ガキ大将にいじめられたり、親に叱られたりしたときには、
  よく机の下にもぐりこんだものだ。
 
  犬小屋の中でうずくまる子犬のように、狭い空間に座り込んでいると
  何かに守られているような気分になって、いつのまにか眠ってしまったりした。
 
  これがもしスチール製の机だったら、
  きっとオリにでも入ったような気分になっていたに違いない。
 
  やがて中学生ぐらいになると、スチール製の机を使っていた友だちは、
  ガタが来たり、子供じみた装飾が恥ずかしくなったりして処分してしまう子も増えてきた。
 
  私の机はというと、色あせたシールの残骸や細かい傷はあったものの、
  つくり自体はびくともしていなかった。
 
  業者にお願いして磨きなおしてもらうと
  10年近く使ったとは思えないほど見事によみがえった。
 
  すると今度は、その大人っぽさに、
  まるで自分の"書斎"が出来たような晴れがましい気分になったものだ。
 
  あいかわらず本来の目的である勉強に使われたことはほとんどなかったが、
  友だちとの交換日記や深夜のラジオにこっそり送ったリクエストカード、
  出さずじまいだったラブレター……。
 
  親や先生も知らない秘密を共有したその机とは、
  結局15年間つきあったことになる。
 
  流行りのものではなく良質で長く使えるものを
  手入れしながらいつまでも持ち続けるという、
  私の価値観の原点はあの机によって作られたと言ってもよいだろう。
 
  私が家を出たあと、あるじのいなくなった机は人手に渡ってしまい、
  今ではどこで使われているのかもわからない。
 
  でも、あの机を与えてくれた両親に対する感謝の気持ちだけは、
  今でもしっかりと残り続けている。
 
  (木づかい.com)

ワシントン州への旅

12月15日~27日 ワシントン州への旅
 
イメージ 1
 
    ユタ州に高校留学をしている
    三女、京を励まそうと
    冬休みを利用して
    次女、幸夫婦のいる
    ワシントン州タコマに遊びに行く
    京に会いに
    妻が約2週間アメリカに行っていました。
 
イメージ 2
 
    冬休みが始まる前に
    ワシントン州に到着した妻は
    仕事の休みをとった娘とともに
    近くのシアトル神殿に行ったり
    久しぶりに親子で楽しんだようでした。
 
イメージ 3
 
    クリスマスを前に
    冬休みに入った三女は
    1人でソルトレーク空港から
    シアトル・タコマ空港まで
    飛行機に乗ってやってきました。
 
    日本では甘えん坊の末っ子でしたが
    家族と離れてアメリカに住むようになって
    随分たくましくなったようです。
 
イメージ 4
 
    次女夫婦、三女、妻と毎日
    近隣の町で楽しい時間を過ごしたり
    カナダにも遊びに行きました。
 
    十分楽しんだ後、
    27日に妻は帰国しました。
 
    次女のブログが更新されたら
    そのときの様子をもう少し詳しく
    お伝えします。
 
 
    
 
   
 
 
    
    

木のある暮らしと私 5. ホンモノの木に目覚めたわが家 山口みかんさん(東京都)

木のある暮らしと私 5. ホンモノの木に目覚めたわが家 山口みかんさん(東京都)
 
  10年に及ぶ賃貸生活にピリオドを打ち、わが家も昨年念願のマイホームを購入した。
 
  とはいえ、わが家の経済力では都内に満足のゆく一戸建ては望むべくもなく、
  鉄筋コンクリートのマンションが精一杯。
 
  それでも夢のマイホーム、せめてオプション部分ではこだわりを……と、
  3LDKのすべての部屋の壁に新建材『呼吸する壁』というのを貼り付けた。
 
  その前に借りていた部屋は結露がすごかったのだ。
 
  この『呼吸する壁』は、セラミック素材で出来ていて、
  湿度調節をしてくれるうえ悪臭、有害物質なども吸着してくれるという優れもの。
 
  おまけにデザイン、色、柄も豊富で、お気に入りを選りすぐり、
  なかなか素敵なお部屋になったと満足していた。
 
  メーカーの謳い文句どおり、部屋の中はいつもサラッとしているし、
  ホルムアルデヒト臭もない。
 
  ところがこの新建材、困ったことがひとつ。
 
  それは硬いこと。絵の一枚も飾りたいと思っても釘が打てない。
 
  子供が走り回って壁にぶつかった拍子に怪我をしたときには、
  さすがにちょっと考えてしまった。
 
  無垢の木材に調湿作用があり、有害物質などの吸着機能もあると知ったのは、
  それからしばらく経ってからのことだった。
 
  新建材に頼らなくても、木材こそ「呼吸する壁」だったのね。
 
  もっと早く知っていれば、というか、マンションのビルト・イン・オプションの
  カタログの中に「木壁」という選択肢があれば迷わずそっちを選んだのに、残念。
 
イメージ 1
 
  そう思って改めてうちの中を見渡してみると、無垢の木なんてひとつもない。ということで、
  今年入学した下の子のために、秋田杉でできた学習机を購入した。
 
  届いた机は思いのほか軽く驚いた。
 
  それに、針葉樹の肌当たりがこれほど柔らかいとは知らなかった。
 
  買ってそろそろ半年になるが、いまだに木の香りが部屋いっぱいにあふれている。
 
  届いたばかりの頃は白かった色が、段々赤茶けてきたのもなんともいえず味わい深いし、
  手触りの心地よさといったらない。
 
  「木の温もり」ってこういうことなんだなあと思う。
 
  これも机が呼吸しているから?
 
  隣にお姉ちゃんの学習机があるが、こちらは何のこだわりもなく買った木製机。
 
  天板はなにでできているのだろう。
 
  こうしてふたつ並んだ机を見ていると、お姉ちゃんの机は
  「これはいったい"木製"といえるのかな」と疑問に思えてくる。
 
  ひとつホンモノをもつと、ニセモノが何かがよくみえてくる。
 
  以来、子供のおもちゃを買うときも、まな板を買い換えるときも、無垢の木にこだわっている。
 
  これからはわが家にも少しずつホンモノが増えてくるだろう。
 
  そしていつか、この部屋をリフォームするときは
  「呼吸する木壁」に囲まれた部屋に住みたいなと密かに思っている。
 
  (木づかい.com)

我が家のクリスマス会

12月25日  我が家のクリスマス会
 
    義妹の家族や次男、三男家族と
    一緒に我が家のクリスマス会を
    行いました。
 
    妻は、先週からワシントン州にいる
    娘のところに行っているため
    ずっと1人でいることが多かったので
    久しぶりに賑やかな時間を過ごしました。
 
    食事は持ち寄りでしたが
    我が家の分は、次男夫婦が
    準備してくれました。
 
イメージ 1
 
     やはり、主役はこの二人。
 
     姪と孫は、皆の食事が
     出来るまで待てない様子で
     さっさと二人で
     先に食べ始めてしまいました。
 
イメージ 2
 
     食事が終わると、
     お待ちかねのクリスマスケーキ。
 
     イメージ 3
 
     孫用のケーキは、
     大好きなアンパンマンのケーキでした。
 
イメージ 4
 
      今まで無関心を装っていた
      愛犬モモも、ケーキだけは
      何とかならないかと
      孫達がこぼしてくれるのを
      テーブルの下で
      ひたすら待っていました。
 
イメージ 5
 
     モモには乗れないので
     もう一匹の愛犬「イヌ」は
     そんな二人の要求に答えるため
     今日も大活躍でした。
 
     家の中で十分暴れまわった後、
     サンタさんが準備してくれた
     クリスマスのプレゼントを
     いっぱいもらって、
     満足して帰っていきました。
      
 
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