●愛妻家の日
夫婦にまつわる記念日と言えば11月22日の「いい夫婦の日」が有名ですが、
夫婦にまつわる記念日と言えば11月22日の「いい夫婦の日」が有名ですが、
今日1月31日が「愛妻家の日」と名付けられているのをご存知でしょうか。
実際、国内には「日本愛妻家協会」が実在し、「愛妻家」というライフスタイルを
世界に広めていこうと様々な活動を行っています。
「愛妻家の日」もその1つで、1月の1を英語のI(アイ)に見立て、
「アイ(I)サイ(31)」の語呂合わせから、この日に制定されたそうです。
実は、世界で初めて愛妻家宣言をした人物は
実は、世界で初めて愛妻家宣言をした人物は
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)と言われています。
日本書紀によると、旅先で妻の訃報を聞いたヤマトタケルノミコトは
人目もはばからず「吾が妻恋し…」と叫んだとされ、
それ以来愛妻家のイメージが定着したそうです。
ちなみに、「本能寺の変」で有名な明智光秀も他に類を見ない程の
愛妻家としての逸話があります。
正室である煕子(ひろこ)は光秀との婚礼直前に疱瘡を患い、
顔に傷が残ってしまいます。
これを恥じた煕子の父は光秀に内緒で煕子の妹を差し出しますが、
光秀は「自分は他の誰でもない煕子殿を妻にと決めている」と、
煕子を正室に迎えます。
更に、当時の戦国武将には珍しく、
煕子の存命中は1人の側室も置かなかったそうです。
また、16世紀のインドでは、ある愛妻家の皇帝によって
また、16世紀のインドでは、ある愛妻家の皇帝によって
歴史的な建造物が生まれます。
当時、ムガル帝国の第5代皇帝であるシャー・ジャハーンは、
愛妃ムムターズ・マハルの死後、2万人の職人を集め、
22年もの歳月をかけて総大理石の墓廟を建設させました。
インドの世界文化遺産「タージ・マハル」です。
しかし、度重なる建設工事に伴う重税や民衆の不満により
反乱が起きる恐れが出たため、シャー・ジャハーンは当時の皇帝であった
息子によって幽閉されることとなります。
晩年の彼は窓からタージ・マハルを眺めては涙を流して
毎日を過ごしたと伝えられています。
あの有名な世界文化遺産の誕生の背景には、
彼の妻に対する深い愛情があったのです。
昨年、明治安田生命が行った夫婦をテーマにした調査によると、
昨年、明治安田生命が行った夫婦をテーマにした調査によると、
夫の妻への不満は「特にない」という意見が最も多かったのに対し、
妻の夫への不満は「気が利かない」という意見が最も多かったそうです。
日本人男性は古くから「妻を大事にしよう」という気持ちはあっても、
実践に移せないという特徴があり、調査の結果からもその様子が伺えます。
しかし、「夫婦関係は円満か」という質問には
84.4%が「円満である」と答えています。
今後、小さな気遣いを心掛けていけば、
100%の人が「夫婦関係は円満だ」と答える日も近いのかもしれません。
(あるる)