●ダジャレが会社を変える
ユニクロや楽天が企業のグローバル化を進めていく上で、
ユニクロや楽天が企業のグローバル化を進めていく上で、
英語を社内公用語としたのは有名な話です。
海外社員と日本人社員のコミュニケーションの向上には、
英語で会話をすることが一番だというシンプルな発想からです。
そんな中、日本特有の文化を社内公用語にしようとする
取組みを始めた企業があります。
それがドミノ・ピザジャパンです。
今回、ドミノ・ピザジャパンが社内公用語に取り入れた言葉ですが、
今回、ドミノ・ピザジャパンが社内公用語に取り入れた言葉ですが、
実は「ダジャレ」です。
今から3年前に就任したスコット社長が日本語の勉強中に周りの人を
一瞬で笑顔にできる日本特有の文化「ダジャレ」に出会い、
感銘を受けたからだそうです。
それ以来社内でダジャレを連発するようになり、
最初は戸惑う社員も多かったのですが、社内の雰囲気が明るくなり、
コミュニケーションも活発に行なわれるようになりました。
具体的に社内で行うことは
「1会議1ダジャレ」、
「積極的にダジャレの勉強」、
「新しく作ったダジャレはクラウド化」、
「たまにダジャレ合宿を行う」の4つです。
今後はダジャレ賞与や外部講師による
セミナー導入も計画されているそうです。
それでは、ダジャレが会社に及ぼす効果はどれほどあるのでしょうか。
それでは、ダジャレが会社に及ぼす効果はどれほどあるのでしょうか。
実際に同社がダジャレ公用語化に先立ち、
20~50代の会社員200人を対象にインターネット上で
「ダジャレと仕事に関する調査」を行いました。
その結果、ダジャレは
「リラックスできる」、「明るい気持ちになる」、
「相手との距離が近づく」という社員のモチベーションを
上げる効果があるということが分かりました。
また、職場での笑いがやる気に繋がると69%が答え、
平均で33.7%のやる気アップが見込めるそうです。
更に、ダジャレが言えない職場の平均年収が485万円に対し、
言える職場は628万円と年収の差があることも分かっています。
今回はドミノ・ピザジャパンに注目しましたが、
今回はドミノ・ピザジャパンに注目しましたが、
現代の成熟した経済において、各企業が収益を上げるために
様々な企業努力を行っていることは言うまでもありません。
世界に目を向ければ、アップルやグーグルといった、
いわゆる勝ち組と言われる企業の多くが、
収益を上げるために様々な形で社内環境を整えていることは
多くの人が知るところです。
その社内環境の整備において、各企業が主に置いているのが、
社員同士のコミュニケーションの向上です。
コミュニケーションが活発に行われると、
やる気やアイデアが自然と生まれてくるからだと言います。
このように見てきますと、社内環境の整備にお金を掛けることこそ、
今の時代に最も必要なことなのではないでしょうか。
(あるる)