気楽な独り言

(有)山野工務店を経営。 国産材を使い、職人の手作りにこだわった家造りをしています。 新築住宅やリフォームなどの事例をご紹介します。 また時々好きな旅行の記事や日々の出来事なども投稿していきます。

2013年12月

国進民退

  ●国進民退

  「人口は幾何学級的に増えるが、食糧は算術級的に増える。
  人口は絶えず食糧増加の限界を超えて増加するが、
  一種の積極的抑制策として貧困と悪徳が生じ、
  結果的に食糧増加の限度内で維持から微増で推移する。」
 
  1798年イギリスの経済学者マルサスが
  処女作『人口論』で主張したマルサスの法則です。
 
  人口の増加は等比数列的(1、2、4、8、…)なスピードに対し、
  収穫量は等差数列的(1、2、3、4、…)でしか増えないため、
  自分たちが生き残ってゆくために、
  「事後的抑制」(飢餓、病気などによる死亡率上昇)や
  「予防的抑制」(晩婚化などによる出生率低下)によって
  食料生産と歩調を合わせる形となります。

  しかし今、マルサスの法則に変調の兆しが見えております。
 
  世界人口は2013年で約71億人、2050年には90億人になると
  予想されていますが、労働年齢人口は減少する傾向にあり、
  日本、欧州は労働力人口から退出する人が
  参入する人口を上回っております。
 
  更に、今後10年内にロシア、カナダ、韓国、中国などの
  主要経済地域でも労働力人口が減少し、
  中でも世界経済を牽引している中国が、
  2012年1月に生産年齢人口の総人口に占める比率が
  2011年74.4%と2010年74.5%から初めて減ったと
  発表したことは衝撃的でした。(2020年には72%を割り込む予想です。)

  中国が出す統計発表は肯定的な内容が多く、
  李克強首相もかつて「電力、鉄道貨物量、銀行融資の3データ以外は
  人為的なので参考にしかしない。」と言っていたほどです。
 
  総人口のピークは2030年14億5330万人とされていますが、
  人口抑制として導入した「一人っ子政策」から約30年、
  当局が想像していた以上に速く少子高齢化が進んでいることに
  危機感を募らせているのではないでしょうか。

  先月、開催された三中全会(中央委員会第3回全体会議)では
  今後の政策運営における基本方針について60の項目が採択され、
  金融市場の自由化推進、都市・農村の二元構造改善、
  税制改革と並んで一人っ子政策の緩和が打ち出されたことは注目です。
 
  今後、進展が見られるようであれば、
  効果が出るまでに時間はかかっても、
  生産年齢人口の減少に歯止めがかけられるかもしれません。
 
  2008年に人口のピークアウトを迎え、
  バブル崩壊からの約20年間に亘りデフレ・低成長の辛酸を味わった
  日本の苦い経験の原因には、世界でも例を見ないほどの
  急速な高齢化と人口減少にあったと考えられます。
 
  中国が今になって政策変更を表明したのは遅すぎるかもしれませんが、
  人口危機で崩れ始めたマルサスの法則に気付いた
  習近平政権の姿勢と実力が問われる時が来ています。
 
  (アルフィックス日報)

床下地工事

12月16日  床下地工事
 
イメージ 1
 
現場への構造材搬入に先立ち、
床下地工事を行いました。
 
イメージ 2
 
土台、大引きの上に、
根太垂木を打ち、
 
イメージ 3
 
根太の間に、
断熱材を入れていきました。
 
イメージ 4
 
午前中に、断熱材の
大部分を入れ終わりました。
 
イメージ 5
 
午後から、根太垂木に
床下地材(杉板15mm)を打ち付け、
床下地工事が終わりました。
 
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シートをかけ、
雨が降ってもいいように、
養生をして、
この日の工事を完了しました。
 
 
 
 

駐車場改修・増設工事 1.建物解体・補修工事

11月25日〜12月14日  駐車場改修・増設工事 1.建物解体・補修工事
 
イメージ 2
 
駐車場を増設する工事を
行っています。
イメージ 1
 
1台しか停められなかった駐車場を
3台停められるようにするため、
最初に、玄関前の庭木や
ブロック塀などを撤去し、
スペースを作るようにしました。
 
イメージ 3
 
庭木の撤去などを行った後、
奥の建物を一部、切り離します。
 
イメージ 4
 
屋根や壁を
取り外しました。
 
イメージ 5
 
屋根や軒天を補修した後、
壁に断熱材を入れ、
通気防湿シートを貼り、
胴縁で通気を取ってから、
サイディングを貼っていきました。
 
イメージ 6
 
サイディングが
貼り終わりました。
 
イメージ 7
 
付け柱などを取り付け、
大工工事が完了しました。
 
イメージ 8
 
裏の塀や扉を、
ウリンや米杉など、
耐久性の高い材料で
作りました。
 
イメージ 9
 
サイディングの継ぎ目の
コーキングや木部の塗装、
樋の取り付けなどの
補修工事が行われました。
 
イメージ 10
 
基礎の補修などが行われ、
これから駐車場の
土間工事に取り掛かります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

土台敷き込み工事

12月12日  土台敷き込み工事
 
イメージ 1
 
基礎のパネルが撤去され、
土台を敷く準備が整いました。
 
イメージ 2
 
玄関ポーチなどにも、
コンクリートが打たれ、
基礎工事が完了しました。
 
イメージ 3
 
数日間、養生をした後、
土台敷き込み工事を
行いました。
 
イメージ 5
 
桧の土台や大引きを
基礎廻りに配った後、
基礎天端に墨付けを行い、
アンカーボルトの位置を
土台に付けていき、
ドリルで穴を開け、
基礎パッキンを間に入れて、
基礎に取り付けていきます。
 
イメージ 6
 
土台を基礎に取り付けた後、
抗酸化溶液を
基礎の中に塗り込んでいきました。
 
イメージ 4
 
雨で塗り込んだ溶液が
流されないように、
シートで養生をしています。
 
イメージ 7
 
週が明けてから、
構造材を運び込み、
本格的に建て始める
予定です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

株価上昇に沸く米国の影

 ●株価上昇に沸く米国の影

  米国の株価は金融緩和の継続・縮小など様々な思惑が
  交差しながらも史上最高値を更新しています。
 
  しかし、株価上昇の恩恵を享受する富裕層を尻目に、
  貧困層は最貧困層へ、中流階級も異常な速さで
  貧困層へと転落しているのが米国の実態です。

  アメリカ国勢調査局の貧困の定義は、
  4人家族で世帯年収が2万ドル以下の世帯を指し、
  その家庭の子供を貧困児童としているようです。
 
  この貧困児童には肥満が多く、
  教育レベルの低さと肥満度は比例しています。
 
  家庭が貧しいと、食事が安くて調理器具を必要としない
  ジャンクフードやファストフードが
  食生活の中心となってしまう為です。
 
  カロリーが高く、栄養価は乏しいので、
  肥満児や肥満成人が増えていってしまいます。
 
  貧困層の多くの家庭では、食糧配布切符
  =いわゆる貧困ライン以下の家庭に配られるフードスタンプ
  に頼っているケースがほとんどで、
  例えばニューヨークでも約200万人いる児童の4分の1が貧困児童であり、
  更にその3分の2が学校の無料・割引給食制度に登録しています。
 
  朝食も満足に食べさせることができない貧困層の家庭では
  給食プログラムは命綱であり、いくらジャンクフードといえども
  空腹で授業を受けさせるよりはマシだと親達は考えているのです。
 
  無料・割引給食制度、聞こえは良いですが、
  この制度そのものが米国の格差を象徴する問題だとされています。

  2013年現在、米国の人口3億人に対しフードスタンプ受給者は
  5000万にも及びます。
 
  国民の約16%、6人に1人が国から食糧配給を必要とする
  尋常でない数字です。
 
  しかも、申請の為の書類審査は厳格で、
  手続きには一定の時間がかかることから、
  地域によっては受給資格者の半分程度の人数しか
  受け取っていないとの指摘もあり、
  潜在的な受給者はまだかなりいると推測できます。
 
  2009年3月時点で、フードスタンプ受給者は
  初めて4000万人を突破しましたが、
  その後、僅か4年余りで1000万人も急増、あえて仕事に就かず、
  この制度を悪用して生活するというケースも含まれるようですが、
  それにしても異常です。
 
  毎年200万人以上、1日2万人のペースで
  フードスタンプ受給者が増え続けている中で、
  もし配給を廃止すれば暴動になるのは確実で
  止めるに止められない、これが現在の米国です。

  今年10月、米国政府機関の閉鎖により、
  給料がもらえない政府の役人達が
  フードバンク(困窮者に配る物資集配センター)へ殺到し、
  長い行列を作り食糧配給を待っているニュースが報道されました。
 
  また、職を失ったアメリカ政府の役人達はフードスタンプにも殺到、
  申し込みがあまりにも多いため、フードスタンプのサーバーが
  一時期パンク状態に陥る事態になりました。

  来年2月には、米国は再び債務上限問題に直面します。
 
  借金返済の為に借金を膨らませるということが、
  いつまで可能かは分かりませんが、近い将来、突然、
  米国が借金の踏み倒しを宣言する日も来るかもしれません。
 
  (アルフィックス日報)
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