●祝日あれやこれや
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ゴールデンウィークが始まりました。
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ゴールデンウィークが始まりました。
本日はGW中の祝日の設立経緯や由来について書かせて頂きます。
4月29日、「昭和の日」。
4月29日、「昭和の日」。
祝日法によると趣旨は「激動の日々を経て、
復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」こと。
ご存知のようにこの日は昭和天皇の誕生日としての祝日でした。
昭和天皇崩御後、「昭和記念日」への名称変更の可能性もありましたが、
暗い戦争の時代を想起させる昭和にちなんだ祝日に対して
賛否両論があり見送られ、一度は「みどりの日」となりました。
それでも、昭和に対する感慨は、戦争とその後の飛躍的な復興など、
特別なものがあり、2007年「昭和の日」に名称が改められました。
5月3日、「憲法記念日」。
5月3日、「憲法記念日」。
趣旨は「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」こと。
日本国憲法が施行された日です。
施行日と公布日、どちらが相応しいか意見が分かれましたが、
公布日である11月3日は明治天皇の誕生日と併せて
「文化の日」として祝日に定められています。
5月4日、「みどりの日」。
「文化の日」として祝日に定められています。
5月4日、「みどりの日」。
趣旨は「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し豊かな心を育む」こと。
前述のようにみどりの日はもともと4月29日の祝日でした。
今上天皇の即位に伴い天皇誕生日は4月29日から12月23日に移りましたが、
ゴールデンウィークの一角を構成する祝日の廃止による国民生活への影響を考慮し、
ゴールデンウィークの一角を構成する祝日の廃止による国民生活への影響を考慮し、
「みどりの日」と名を変え祝日は残されることとなりました。
「みどりの日」という名称は昭和天皇が生物学者であり
自然をこよなく愛していたことに由来します。
もともと5月4日は休みが飛び石にならないように配慮された
「国民の休日」でしたが、4月29日が「昭和の日」に定められたのに際し、
改めて「みどりの日」として祝日に定められました。
5月5日、「こどもの日」は古くから端午の節句として、
5月5日、「こどもの日」は古くから端午の節句として、
男子の健やかな成長を願う日とされてきましたが、
もともとは厄払いを行う「菖蒲の日」でした。
鎌倉時代のころ、当時の武家社会の気風もあって、
音が同じということから「菖蒲」が転じて「尚武」となり、
しだいに男子の誕生と成長を祝う行事へと変わっていきました。
ちなみにこの「こどもの日」、祝日法によると「こどもの人格を重んじ、
こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と記されており、
子どもたちを尊重するとともに生んでくれた母に対する
感謝の想いも込められています。
祝日はいろいろな経緯や想いがあって定められていることが良くわかります。
祝日はいろいろな経緯や想いがあって定められていることが良くわかります。
祝日が連なるGW、其処に込められた想いに浸り、
過去を振り返ってみるのも悪くないかもしれません。
(アルフィックス日報)