茶室改修工事 ⑧下地窓

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下地窓(したじまど)は、窓の形式のひとつで、
土壁の一部を塗り残して、
下地の小舞(こまい)と呼ばれる
格子状に組んだ竹や葭を見せた窓です。


下地窓の外側は、蛤端(はまぐりば)という、
やや丸みのある仕上げに壁土を塗り回して、
窓枠は設けません。


皮付の葭を一本から四本を不揃いに
外側は縦、内側は横に組み、
上下三段、左右三列くらいに藤葛でからめます。

下地窓の室内には、
壁に折釘を打ち「掛障子」(かけしょうじ)を掛けたり、
敷鴨居や方立を取り付けて、障子を建てたりします。