●便利の副作用

  1999年、パソコンの世帯普及率は37.7%でしたが、
  その後10年で87.2%まで伸びています。
 
  また、仕事にもパソコンは欠かせないアイテムになっており、
  その結果、「パソコン病」と呼ばれる症状に悩む人が増えています。
 
  日常的にパソコンを使う人で、体の痛みや脱力感、
  ふらつき、耳鳴り、イライラするなどといった症状がある場合、
  パソコン病の可能性があります。

  パソコン病は正式には「VDT障害」と呼ばれます。
 
  VDTとはパソコンのディスプレイのことで、
  パソコンを使用することによって起こる障害を
  パソコン病と総称しています。
 
  例えば、前述の症状は脳の疲労が原因となっているパソコン病です。
 
  これは、脳が酸欠状態になった際に出る症状です。
 
  息を詰める、凝らすという表現がありますが、
  これは舌が緊張でこわばった状態を言います。
 
  舌がこわばると気道を無意識に狭めてしまい、
  呼吸が抑えられるのですが、
  この状態でパソコンに長時間集中していると、
  脳が酸欠になってしまいます。

  脳の酸欠によるパソコン病の予防法は、
  まずは、自身がパソコンに集中している時の
  舌の状態を確認することです。
 
  集中した時に舌が緊張するのは人間のクセで、
  人によって口中での舌のこわばらせ方は異なります。
 
  自身の集中時のこわばらせ方を知り、
  それが呼吸を抑えるものであるなら、
  気道を狭めない舌のこわばらせ方を新たな集中時のクセにすれば、
  脳の酸欠によるパソコン病は予防できます。
  パソコン病には眼の疲労が原因になるものや、
  長時間同じ姿勢でいることによる血行障害、筋肉のコリ、
  神経の圧迫などがありますが、
  発症すると治療に3~6ヶ月もかかる場合もあるそうです。
 
  脳の酸欠も含め、これらすべてのパソコン病に共通する予防策は、
  休憩時間を入れるということです。
 
  目安は1時間パソコンの作業をすれば5分程度の休憩を取ることで、
  パソコン病の多くは予防できるそうです。
 
  簡単な予防法ですが、パソコン病が増えているということは、
  パソコンに集中していると時間があっという間に過ぎてしまう、
  という状態になりやすいからだと思います。
 
  もっとも確実な予防法は1時間で鳴るタイマーを用意して、
  パソコンと付き合うことではないかと思います。
 
  (あるる)