●世界の救世主ユーグレナ

  今を遡ること350年前、顕微鏡の発明者であるレーウェンフークが、
  ユーグレナを発見しました。
 
  この「美しい(eu)眼(glena)」の意を込められた生物は、
  日本ではミドリムシと呼ばれています。
 
  ユーグレナは、葉緑体を持っており光合成を行いますが植物ではなく、
  細胞を変形させて自ら動き回ることができる単細胞生物です。
 
  地球上で現在発見されている唯一の、動物と植物の中間的な微生物なのです。
 
  栄養の面でも動物と植物の両方の栄養素を、実に59種類もバランス良く
  兼ね備えているため未来の食材として注目されています。
 
  実際に、粉末状のユーグレナを混ぜて作った
  クッキーや、サプリメントが販売されています。

  ユーグレナは、体内に摂取した炭水化物やたんぱく質、糖質などの
  エネルギー変換を助けてくれる栄養素であるビタミンB群を多く含みます。
 
  皮膚や粘膜の健康維持を助けたり、細胞の生成に必要な亜鉛、
  魚の眼に含まれる不飽和脂肪酸(DHAやEPA)も備えています。
 
  体外から摂取しなければならない9種類のアミノ酸を必須アミノ酸と言いますが、
  ユーグレナはこの必須アミノ酸もバランス良く含んでいます。
 
  更に、乳酸菌との相性が良いことでも評価されており、
  乳酸菌の活性化を促す効果があるという研究結果が報告されています。
 
  ユーグレナは、水、二酸化炭素、光だけで人間に必要な栄養素のほぼ全てを
  作り出すと言っても過言ではない、とても優れた生物なのです。

  また、注目すべき点は、ユーグレナは植物が持っている細胞壁を持たず、
  細胞が細胞膜で構成されているという点です。
 
  と言うのも、人間は細胞壁を分解するセルラーゼという成分を持っていないため、
  野菜などの植物を摂取しても栄養素の吸収効率が良くありません。
 
  しかし、細胞壁を持たないユーグレナであれば、
  本来吸収効率の悪い植物性の栄養素を、動物性の栄養素と同じように
  確実に体内で取り込むことができるのです。
  (あるる)