9月8日 山口木材市 秋の特別記念市
山口木材市は
秋の特別記念市ということで
いつもより多くの人出で賑わっていました。
最初に購入したのは
桧の鴨居などの化粧材。
1本1000円前後する桧材が
60本近くありましたが
1/3くらいの値段で購入できました。
この桧の柱は
長い間、売れ残っていて
安く購入できました。
しっかり自然乾燥に
なっているようでした。
作業場で十分乾燥させてから
使います。
これらの桧材は
製材所が廃業することに
伴った処分価格で
安く良い材料が手に入ることは
嬉しいことですが
その半面で景気の低迷による
廃業が相次いでいることは
残念に思います。
普段は高い桧の胴縁も
米松の胴縁と同じ値段に
なったので1山購入しました。
桧の桁、杉の棚板を
合わせて数千円程度で
購入できました。
そのほかに、杉や桧の
材料が多く処分されていましたので、
数点購入しました。
いずれも普段の市での値段より、
随分と安くなっていました。
午後からの倉庫の競りも
活発に行われました。
その中で、購入したのは
この杉磨き丸太。
最近、なかなか出てこなかったので
作業場の在庫もなくなっていましたが
久しぶりに今回の市に出てきました。
安くなって、競合もなかったので
4寸の柱に使えそうな丸太を
12本ほど購入しました。
和室の面皮付きの柱を作ります。
しっかり北山杉の丸太であるという
シールが貼っていました。
今回珍しかったのは
ラオス産の香杉。
節のない化粧材で
耐久性のありそうな材料でしたが
国産の杉に比べ割高で
購入する業者はありませんでした。
またイブキの盤木が
競られました。
看板などに使えそうな材料でしたが
4枚合わせて数千円で競り落とされました。
どちらも購入はしませんでしたが
普段出回らない材料が今回いくつかあり、
いろいろと楽しませてもらいました。
人数が多いなりに
いつもより活発な競りが行われていましたが
新築工事はまだまだ少ないようで
構造材の売れ行きは芳しくありませんでした。