北海道、南千島、サハリン、沿海州、
朝鮮、中国東北部などに分布します。
本州に分布し、エゾマツに似ているトウヒは変種です。
北海道では、クロマツと呼ぶことがあります。
また、トドマツと一緒にしてエゾ・トドと呼ばれ、
北海道の代表的な樹種となっています。
ロシアでも産するので、ロシアからの輸出材にも含まれています。
エゾマツは、スギ、ヒノキが大量に得られる本州、九州、四国よりも、
主に北海道で用いられています。
住宅、建築、建具、パルプ、木毛、経木のほか、
バイオリン、ピアノなどの楽器用材としても重要です。
また、スピーカーのコーンに使うパルプ材にもなります。
(木づかい.com)