●生きているものを

  健康な身体を維持するためには様々な栄養素が必要です。
 
  ビタミン、ミネラル、カルシウム、食物繊維などを意識して
  食事をされている方は多いと思います。
 
  しかし、酵素を意識して食事をされている方は少ないのではないでしょうか。
 
  実は、酵素も生命活動に欠かすことのできない大切な栄養素なのです。

  酵素は、いくつかのアミノ酸が結びつくことでできており、
  大きく分けて消化酵素・代謝酵素・食物酵素の3つに分けられます。
 
  中でも代謝酵素は、新陳代謝を促し、免疫力や自然治癒力を
  高めてくれるので、アンチエイジングや体調不良の改善など、
  老化予防・健康維持には大切な酵素です。
 
  ただ、代謝酵素と消化酵素は体内で合成され、
  生産量は遺伝子で決められているので、
  一生の間で生産できる酵素の量には個人差があります。
 
  また、肉など消化しにくい食品を食べたり、過食したりして
  消化酵素がたくさん生産されると、その増産分、
  代謝酵素の生産量は減ってしまいます。
  つまり、消化酵素の生産を抑えることが出来れば、
  代謝酵素を身体の隅々に行き渡らせることが出来るというわけです。

  消化酵素の生産を減らすために、食べ物から酵素を摂る方法があります。
 
  ただ、酵素は熱に弱く、46℃以上に加熱すると死んでしまうので、
  新鮮で旬の野菜や果物を過熱しないで食べることがポイントです。
 
  生きている食べ物=酵素が生きている、という考えから、
  酵素を摂取できる生の食材を「リビングフード」と言います。
 
  そして、味噌や醤油、漬物などの発酵食品やドライフルーツも
  リビングフードに含まれます。
 
  また、生の食べ物を「ローフード」と言いますが、
  人間は魚の刺身や生肉などの、動物性たんぱく質の消化が苦手ですので、
  生の食品でも動物性たんぱく質は「リビングフード」には含まれません。

  ちなみに、母乳にはたくさんの酵素が含まれています。
 
  血液から作られる母乳が白いのは母乳変換酵素の力によります。
 
  母親自身の酵素が少なければ母乳の出が悪くなり、
  乳児の酵素も不足してしまいます。
 
  それが、アトピー性皮膚炎に繋がることもあるそうで、
  酵素の大切さを実感します。
 
  食の洋食化で漬物を食べる機会が減り、日持ちのために
  食品の多くが熱処理され、意識しなければ酵素を摂ることは
  難しい食環境となっています。
 
  毎日の食事に一品でも旬の生野菜、果物、発酵食品を
  食べる習慣を持つと、健康維持や老化防止効果が期待されます。
 
  11、12月に旬の野菜は、セロリ・パセリ・レタス・ミズナ・大根・白菜などです。
 
  カタカナはサラダで、大根、白菜は漬物で、いかがでしょうか。
 
  (あるる)