●幸運に向かう日

  22日は冬至でした。
 
  冬至は一年最後の二十四節気で、一年で最も夜の長さが長くなる日です。
 
  この日を境に日脚は徐々に延びていきます。
 
  柚子湯に入ったり、かぼちゃを食べたりという方もいらっしゃると思います。
 
  現代ではあまり気にされなくなりましたが、
  かつて冬至は大変重要な日だったようです。

  冬至は昔、「死に一番近い日」と言われていました。
 
  冬は食糧が手に入りにくくなり、短い日照時間のために
  生命の維持に必要な太陽の光を浴びる時間が減ってしまうことが、
  人々に不安を与えていました。
 
  そのため、一年で最も日の短い冬至が
  恐れられていたのではないでしょうか。
 
  そして、その厄を祓い、無病息災を祈るために
  冒頭で挙げたような習慣が根付いたのです。

  冬至に入る柚子湯には、「融通が利きますように」
  という願掛けが込められているそうです。
 
  これは、「我が子が勝負強くなりますように」という
  願掛けを込めた5月の節句の菖蒲湯も同じです。
 
  また、古くから「かぼちゃも冬至に食べると金運が上がる」
  という謂れがありますが、冬至に「ん」のつくものを食べると
  幸運が得られるという言い伝えにまつわります。
 
  冬至に食べると良いといわれる食べ物を冬至七種と言い、
  「ん」が二つ入る「南京(かぼちゃ)」「人参」「蓮根」「銀杏」「金柑」
  「寒天」「温飩(うどん)」を食べると、運気が上がり、
  病気にもかからないと信じられているのです。

  冬至は「一陽来復」の日でもあり、
  転じて悪いことばかり続いたあとでも、
  ようやく幸運に向う日とされています。
 
  今年は何かと暗いニュースが多かったように感じますが、
  この冬至を境に明るい方へ向かってほしいと願うばかりです。
 
  長い冬に見えても、春の芽吹きに向けて
  土の中では準備を始めていることでしょう。
 
  今夜は是非、かぼちゃ料理を召し上がって頂きたいです。
 
  明日からの皆様の運気が上昇に向かうことを心から願っております。
 
  (あるる)