●美しく収める

  切手やコイン、絵画や書画・骨董など、
  皆様はコレクションされているものはございますか。
 
  コレクション=高価な物、希少な物とは限らず、
  たとえ他人からは価値を認められない物でも、
  自分にとっては縁起物であったり、
  お気に入りの宝物だという物もあるのではないでしょうか。
 
  宝物ですので普段は大切に保管し、
  楽しみたいときに飾られることが多いと思いますが、
  普段から宝物を眺めて生活できると気持ちも潤います。
 
  これまで、保管・収納するということは隠すということでしたが、
  最近では美しく見せることをコンセプトにした収納、美収納が注目されています。

  美収納とは、収納そのものをインテリアとして楽しもうという考え方です。
 
  既製の収納ボックスでは収納方法は限られますが、
  美収納を目的として開発された、自由に組み合わせられるボックスや棚板なら、
  置く場所の広さやイメージに合わせて
  収納の形やサイズを自分好みに決めることができます。
 
  収納棚には、手前を斜めにカットすることで、
  正面から見ると薄く見える効果を狙ったものもあり、
  美しく見せるための工夫が数多くなされています。
 
  そして、デザインを重視していますが、
  耐久性を損なわないことも美収納の条件となっています。
 
  色合いも、落ち着きのある日本の伝統色や、
  子供部屋向けに元気な色など、美収納商品は豊富に展開されていて、
  幅広い年齢層から受け入れられそうです。

  30年前に行われた「住まいの不満足度調査」のアンケートで
  最も多かった回答は収納スペースでした。
 
  そして2007年の調査でも同じく収納スペースがトップで、
  住宅面積は拡がっても、収納への不満は改善されていません。
 
  これだけ収納スペースが不満足度の1位に上がりながら
  改善されなかったのは、収納において具体的に相談できる
  プロがいなかったからのようです。
 
  一昨年から住空間収納プランナーという資格が誕生していますので、
  収納に悩まれている方は相談されてみるのも一つの方法かもしれません。

  昨年末、自分と物との関係を問い直し、徹底した物の絞り込みをする
  「断捨離」という言葉が流行語大賞にノミネートされていました。
 
  思い切って物を手放すことで、空間・時間にゆとりが出るという考えですが、
  まずは本当に必要なものなのかを見極めることが大切なようです。
 
  そして、隠す収納と見せる収納を上手く活用することが、
  快適な空間作りのポイントとなるようです。
 
  せっかくの宝物、見栄え良くしてあげたいですね。
 
  (あるる)