●高価な硬貨
皆様のお財布には現在、何種類の硬貨が入っていますか。
皆様のお財布には現在、何種類の硬貨が入っていますか。
絵柄も色も大きさも違う硬貨ですが、
500円や100円、50円の周りのギザギザは
何故付けられているのかご存知でしょうか。
偽造防止や、他の硬貨と区別するために付けられていますが、
そもそもの理由は金貨が流通していた時代まで遡ります。
そもそもの理由は金貨が流通していた時代まで遡ります。
その昔、アメリカで金貨がお金として使用されていたころ、
周囲を不自然にならない程度に削り、
少しずつ金を貯めるという犯罪が流行しました。
その犯罪抑止のために、少しでも削ったら分かるように、
周りに溝を入れたことが始まりだそうです。
さて、私達が一般に硬貨や貨幣と呼んでいるものは、
さて、私達が一般に硬貨や貨幣と呼んでいるものは、
法律上では「臨時補助貨幣」と呼ばれ、
文字通り臨時の補助的な貨幣です。
では、正式な恒常的に主となる貨幣は何でしょうか。
それは「金貨」です。
日本では貨幣としての金貨は、昭和6年に金輸出が再禁止、
兌換停止となり、昭和7年の1月を最後に製造が停止されています。
それと同時にそれまで金貨と交換可能だった5円券が
昭和18年製造のものから、日本銀行券となり、
紙面からは兌換の文字が消え、日本は管理通貨制度へと移行しました。
ちなみに昭和7年、一番最後に造られた金貨は20円金貨で、
ちなみに昭和7年、一番最後に造られた金貨は20円金貨で、
金の含有量は15グラムです。
現在の金価格はグラム4000円あたりで推移しております。
単純に計算しましても、20円金貨1枚が現在は60000円になります。
しかし、昭和7年に発行された20円金貨は
約20日間しか造られていないことや、市場に流通していないことから、
プレミアが付くため、500~1000万円位の値が付くそうです。
プレミア付きで売られている硬貨を調べたところ、
プレミア付きで売られている硬貨を調べたところ、
昭和30年の1円アルミ貨が1300円、
昭和32年の5円黄銅貨が900円、
昭和35年の50円ニッケル貨が2800円、
昭和62年の50円白銅貨(未使用)が13000円などとなっていました。
もしかしたら希少価値のある硬貨をお持ちかもしれません。
使う前にちょっとご覧になってみられてはいかがでしょうか。
(あるる)