●まずは腕から

  人類が2足歩行を始めた時から、私達は両肩に宿命を背負ってしまったようです。
  その宿命とは、肩こりです。
 
  2足歩行によって腕が肩からぶらさがるようになり、
  それまでにはない大きな負担がかかるようになりました。
 
  2004年の厚生労働省の国民生活基礎調査によると、
  日本人が体の不調を感じる自覚症状の中で「肩こり」は
  男性で2位、女性では1位と上位を占めています。

  肩こりを感じたとき肩をほぐされると思いますが、その時は肩が軽くなっても、
  すぐに元の肩こりに戻ったという経験をされた方は多いのではないでしょうか。
 
  この肩こりは、肩ではなく腕に問題がある場合が多いようです。
 
  パソコンのキーボードを打つ時など、
  肩から手首まで長時間固定されていると血行が悪くなり、腕が重くなります。
 
  腕の血行が悪く重いままで肩だけをほぐしても、
  またすぐに肩こりになるというわけです。

  そうした症状を緩和するために、腕をほぐす方法をいくつか試したのですが、
  私自身、効果を感じた方法をご紹介します。
 
  まず、手の平で反対の腕をぎゅっと揉んで離すのを、
  手首から肩にかけて内側も外側もまんべんなく行います。
 
  そして、腕全体を小刻みにトントンと叩くと軽くなったように感じました。
 
  さらに、腕には肩こりに効くツボがあります。
 
  手の甲の親指と人指し指の付け根のツボ(合谷)と
  肘を曲げた時にできるシワから手の方向に指3本分位のツボ(手の三里)と
  肘を曲げた時に出来るシワの先端のツボ(曲池)が肩こりに効くツボとされ、
  これらも血行を促進することで、こりを緩和するようです。

  肩こりの原因は姿勢の悪さや、冷え、歯並びや
  内臓の病気からくることもあるようです。
 
  腕もみを行うことで、全ての肩こりが解消するわけではありません。
 
  血行を促進することで症状が改善しない場合には、
  他の原因を調べられることをお勧めします。
 
  ちなみに、腕を揉むことは部分痩せにも効果的と言われています。
 
  腕を30回揉むことで、その部分が遊離脂肪酸になるため、
  その後運動をすると揉んだ部分から優先的に脂肪が燃焼され、
  部分痩せをするようです。
 
  肩こりも解消し、ダイエット効果もある、
  肩こり解消の一兎を追うものが二兎を得ることもあるようです。
  (あるる)