●噛み上手
一度の食事での咀嚼、噛む回数は、弥生時代は4000回だったそうですが、
一度の食事での咀嚼、噛む回数は、弥生時代は4000回だったそうですが、
現代では600回と激減しています。
食事時間も51分から11分と早食いになり、
一口に2~3回しか噛まないという子供も増えているようです。
小中学生の好きな食べ物ベスト5は、
カレーライス、ラーメン、焼肉、鮨、ハンバーグとなっており、
軟らかいものが多くを占めています。
さらに、少ない量で高エネルギーが得られるということも原因となっています。
昔、早食いは芸のうちと言われましたが、
ゆっくりとよく噛む食事は全身を活性化させ、
健康を維持させる大切な要素となることが分かってきており、
噛む事の大切さが見直されています。
よく噛むことの一番の効果は、唾液の分泌量が増え
よく噛むことの一番の効果は、唾液の分泌量が増え
虫歯や歯周病の予防となることです。
また、唾液に含まれるペルオキシダーゼという酵素は、
発がん性物質を作り出す活性酸素を消す効果もありますが、
それには30秒かかるとされ、約30回(30秒)噛むことで、
発がん性物質の毒性が1~2割薄まるそうです。
その他、視力の回復にも効果があるとされています。
レンズの役割をしている水晶体は、
厚みを変えて遠近を見分けることが出来ますが、
よく噛むことで、この水晶体の厚みを調節する筋肉の
老化を間接的に防止してくれます。
顔の筋肉の約7割は口元に集中しており、
顔の筋肉の約7割は口元に集中しており、
噛むことで表情筋を鍛える効果があります。
この効果をガムで得ようという、
“ガムトレ・フェイスエクササイズ”という顔の筋トレがあります。
その方法は、適度なボリュームと噛み応えのあるガムを選び、
顔の筋肉を意識しながら、奥歯でゆっくり10回、軽くリズミカルに20回、
左右交互に3セット行います。
顔の筋肉が鍛えられるだけでなく、口臭予防、眠気防止、
顎と歯の強化などの効果もあります。
若くありたいという願望は、老若男女を問わず、多くの人が持っています。
若くありたいという願望は、老若男女を問わず、多くの人が持っています。
老け顔は皮膚を支えている顔の筋肉が衰えることなどによって起こりますが、
噛む事は有効な対策となりそうです。
スポーツをして体の筋肉を鍛えるのと同様、
顔の筋肉も鍛えることが必要なようです。
生き生きとした表情、引き締まった顔立ちを作るのに、
ゆっくりとよく噛んで食事をするだけでも効果はあります。
ゆっくりとよく噛んで食事をするだけでも効果はあります。
ゆっくりよく噛むことを習慣化させると、
日に3度、無意識にエクササイズが出来ることになります。
そこへ食後のガムも加えると、より効果的ではないでしょうか。
(あるる)