●7

  昨日は7月7日、サマーバレンタインデーで、七夕でした。
 
  7が並ぶ7月7日ですが、皆様は7という数字から、何を連想されますか。
 
  今回は「7」にまつわるあれこれを調べてみました。

  7という数字を聞いて、多くの方が「ラッキーセブン」や
  「スリーセブン」を思い浮かべられるのではないでしょうか。
 
  元々、7を幸運の数字とするのは英語圏の思想でした。
 
  ラッキーセブンは、野球が終盤の7回に入った時によく使われ、
  馴染み深い言葉になっています。
 
  スリーセブン、777もスロットマシーンの大当たりで
  幸運の象徴となっています。
 
  そもそも西洋では、旧約聖書で神が天地創造して
  7日目に完結した、とあることから、
  7という数字はユダヤ教でもキリスト教でも特別な数字でした。

  日本の場合、西洋の影響で7が幸運数になったと
  思っていたのですが、実はそれは誤りでした。
 
  例えば日本には七福神や七宝、七草などがあり、
  これは欧米からのものではありません。
 
  中国では、木火土金水の五行に日月を並べて七曜を取り入れた頃から、
  7が縁起の良い数になってきたとされます。
 
  様々な文化が中国から渡ってきているため、中国からの影響で
  徐々に7は日本でも縁起の良い数字になっていったようです。

  7月7日にちなんで7にまつわる情報を集めてみましたが、
  いかがでしたでしょうか。最後に7をどう発音されますか。
 
  日本語なら「ナナ」か「シチ」になると思いますが、
  この違いを御存知でしょうか。
 
  1から10まで音読してください。
 
  そして、今度は10から1まで音読してください。
 
  多くの方が、1から10までのカウントアップの時の7は「シチ」、
  10から1までのカウントダウンの時は「ナナ」になると思います。
 
  この違い、元々の日本の大和言葉で7は「ナナ」、
  中国から伝来した漢語では「シチ」となることが原因だそうです。
 
  カウントアップは慣れているので、数の標準語となっている
  漢語の「シチ」と発音しますが、
  普段慣れていないカウントダウンの場合、
  つい標準語ではない昔からの日本語である、
  大和言葉の「ナナ」が出るそうです。
 
  ちなみに4は漢語で「シ」、大和言葉で「ヨン」になります。

  シチフクジン、ナナクサ、ナナコロビヤオキ、九九の七の段と、
  シチもナナも共存しているところが日本らしいところでしょうか。
 
  シチでもナナでもセブンでも幸運数には変わりないようです。
 
  (あるる)