●あと9日

  1960年、テレビのカラー放送が
  NHK・NTV・TBS・読売テレビ・朝日テレビの5局で同時に始まりました。
 
  カラー放送はアメリカに始まり、意外にも2番目はキューバ、
  そして日本という順番で導入されたそうです。
 
  そんなカラー放送も時を経て、今月の24日、岩手、宮城、福島の3県を除く
  全都道府県で地デジ化完全移行を迎えます。
 
  しかし、子供部屋などの2台目の対応が遅れていることなどが原因で、
  テレビ普及台数の32%が未だ地デジ未対応との調査結果があります。

  電機メーカーの業界団体、電子情報技術産業協会(JEITA)がまとめた
  地デジ対応テレビと、アナログテレビで地デジ放送を視聴するための
  チューナーの累計出荷台数は3月末で7680万台。
 
  一方、内閣府の耐久消費財調査と総務省の世帯数調査から計算した
  国内のテレビ普及総数は約1億1300万台。
 
  つまり、その差である約3600万台以上が地デジ未対応と推計されます。
 
  場合によっては、今後3600万台の買い換え需要が残っているかもしれません。
 
  テレビの購入時にサイズ選びで迷われることがありませんでしょうか。
 
  部屋の大きさとテレビの関係。
 
  部屋に最適なサイズの選び方を紹介させて頂きます。

  部屋の大きさが6~8畳の場合、テレビとの距離は1.5~1.8mが
  一般的とされ、この環境では37~42インチが最適な大きさと考えられています。
 
  これより部屋が大きいか、もしくはテレビとの距離が遠ければ46~50インチ、
  その反対であれば、32インチが適しているそうです。
 
  そして、テレビは長期で使うため、大きさに慣れてしまうことから、
  最初の印象より少し大きめのサイズを選んだ方が良いとも言われています。
 
  今夏は節電の夏となりそうですが、42インチよりも46インチの方が、
  年間500~600円ほど電気代がかかるそうです。

  デジタル化によってチャンネルに余裕ができます。
 
  空いたチャンネルは、今後の更なる情報化社会の進展のために
  利用することが計画されています。
 
  地上デジタル放送は98年にイギリスで開始され、
  現在、欧米ではアメリカやドイツ、イタリアなど、
  アジアでは韓国や台湾、シンガポールなど、
  世界の20以上の国と地域で放送されています。
 
  世界の潮流となっているデジタル放送まで、あと9日。
 
  デジタル化はお済みでしょうか。
 
  (あるる)