●待たせません!

  日本マルチペイメントネットワーク推進協議会は、
  20~39歳の有職者男女500人を対象に実施した
  「行列」に関する意識調査の結果を発表しました。
 
  その結果をみると、「待てない」「待ちたくない」行列の
  第1位が「コンビニのレジ」、
  第2位は「銀行窓口」となっておりました。
 
  その理由として一番多かった回答が
  「時間がもったいない」で62%でした。
 
  この調査から「待てない」「待ちたくない」という、
  現代人の性格を垣間見ることができます。
 
  本日は、そんな「待ち時間」についてまとめてみました。

  最近では、横断歩道で信号待ちをしていると、
  信号機に待ち時間が表示されているのを
  見かけることが多くなりました。
 
  警察庁によると、待ち時間が分かる信号機は
  2009年度末で4090灯と4年間で4.4倍に増えており、
  無理な横断をする人が少なくなり、
  人身事故の1割強の削減に繋がっているそうです。
 
  また、広島市内にある「中電病院」では、
  診療科や医師別に過去のデータを基にして診察までの
  待ち時間を表示しています。
 
  診察順がいつ来るのか分からないという
  患者のイライラを軽減してくれます。
 
  この他にも、飲食店で待ち時間や順番を表示してくれる
  機械を設置している店舗が多くなり、
  店側とお客の間におけるトラブル解消に役立っています。

  需要が無ければ、このようなシステムの導入や
  機械の開発が進むことはありません。
 
  それでは、なぜ、こんなにも現代人は
  時間に対して厳しいのでしょうか。
 
  東京大学の西成活裕教授によると、
  1960年代、好景気を背景に工場では分刻みの生産が行われ、
  その後も、パソコンやインターネットが進化し、
  短時間でできることが大幅に増えました。
 
  それにより、現代人は無意識に時間当たり
  どのくらいのことができるのか、
  お金に換算するようになっていることが考えられます。
 
  つまり、短時間でできることが増えた結果、
  時間の価値が上がり、何もできない時間は
  損をしているような感覚になるみたいです。

  それでは、そんな現代人に着眼し
  精力的に事業を展開する企業をご紹介します。
 
  それは、飲食店向けサイトを運営する
  「SBMグルメソリューションズ(株)」です。
  携帯電話などモバイルコンテンツを通じて、
  事業者とお客を繋ぐために
  「EPARK」というサービスを行っています。
 
  飲食店や病院に順番や待ち時間が表示される機械を設置し、
  その状況を携帯電話にも配信してくれるのです。
 
  その上、予約も携帯電話から取ることができるなど
  現代人の為のサービスと言えます。
 
  これにより、店側もお客の対応に追われることなく
  サービスに集中でき、お客も時間を有効活用できます。
 
  今後も技術の進歩によって、「時間」の価値はもっと上がりそうです。
 
  (あるる)