日本の森林面積は過去40年間増減なし

  ここで、日本の森林の現状について、振り返ってみます。
  まず、森林面積ですが、日本の森林面積は約2500万haで
  過去40年間増減はありません。日本の国土面積の約7割は森林です。
 
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  日本の森林資源の量を見る目安として、「森林蓄積」があります。
  これは、森林の樹木の幹の体積に相当します。
  森林面積とは違いこちらは増え続けています。
  ここ数年、人工林の蓄積増加が目立ちます。
  使える森林資源が増加してきているのです。
 
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  それでは、日本と世界の森林資源はどれだけ使われているのでしょうか。
  次のデータは、各国の森林蓄積(森林資源)とその伐採率です。
 
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  ※出典(グラフ):OECD加盟国の森林蓄積量に対する
   年間伐採量の比率/「なぜ、いま木の建築なのか(学芸出版社)」
   有馬孝禮 著の掲載グラフを参考に作成
 
  日本は他国と比べて自国の森林資源を使っていないことがわかります。
  日本で年間に利用する木材のうち7割以上は輸入材です。
 
  つづく・・・