●太陽のリング

  今巷で話題になっていますが、5月21日、金環食があります。
 
  金星が太陽と重なることでリング状に見える現象ですが、
  日本では25年振り、首都圏で見られるのは173年振りになるそうです。
 
  太陽が完全に隠れる皆既日食とは異なりますが、
  場所や天気に恵まれれば美しい太陽のリングを見ることができます。

  ちなみに、今回の金環食は日本では計算上、
  約8千万人が観測できる範囲にいると言われており、
  これほど広い範囲で見られるのは珍しいことです。
 
  海外も合わせると、アメリカの一部、台湾北部、中国の一部などで
  約2億人が観測できると言われています。
 
  観測時間は日本では21日の午前7時30分頃で、
  6時10分頃から日食が始まり、7時20分頃に日食が最大になります。
 
  ただし、観測する場所によって時間に若干のずれがあります。
 
  そして、金環食が見られる地域は主に東京、大阪、高知、鹿児島などで、
  その他の地域は部分食になるため、綺麗なリング状にはならないようです。

  古代より人々は宇宙に想いを馳せ、星の動きで未来を占ってきました。
 
  現代にも残る「占星術」は、天体の動きなどを人や社会と関連付けて
  占うものですが、その発祥は古代バビロニア
  (紀元前1830年~前1530年)の頃にまで遡ります。
 
  ここを中心にヨーロッパやアジアへと伝わり、
  王家の吉凶判断などに使われていました。
 
  日本にも中国から天文学が伝わりましたが、
  それを戦に利用したという記録も残っています。
 
  1183年に平氏と木曽源氏が戦った水島合戦です。
 
  合戦の最中に金環食が起こったのですが、
  何も知らない源氏は太陽が欠けていく様子に恐れをなして大混乱、
  一方の平氏は金環食が起こることを知っており、
  その混乱に乗じて勝利を収めたそうです。

  先日、日本経済新聞の別紙で、親子が無料で見学できる施設の
  人気ランキングが発表されていました。
 
  1位に茨城県の筑波宇宙センター、
  4位に鹿児島県の種子島宇宙センターが選ばれており、
  人々の宇宙に対する憧れが強いことが分かります。
 
  今回は25年振りの良い機会です。
 
  皆様も是非この金環食をご覧になってみて下さい。

  (あるる)