●ファイトケミカルと夏野菜
野菜や果物などの植物は様々な害から身を守るため、
野菜や果物などの植物は様々な害から身を守るため、
自ら化学物質を作り出すことができます。
この物質を総称して「ファイトケミカル」と言います。
近年、がんや老人性認知障害、生活習慣病など、
様々な病気が活性酸素と関係があると言われていますが、
ファイトケミカルはこれに対抗する力、
すなわち抗酸化作用を持っていることが知られています。
それだけでなく、免疫系制御や解毒酵素誘導など、
健康に重要な効果をもたらすことも、近年の研究で証明されているのです。
そもそも、ファイトケミカルとは糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、
そもそも、ファイトケミカルとは糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、
食物繊維に続く「第7の栄養素」と言われ、
その種類はおよそ1万種類もあるそうです。
主に野菜や果物に含まれており、TVや雑誌などで見かける
カテキンやイソフラボンなどは「ポリフェノール」に分類される
ファイトケミカルの1つです。
こうした物質を多く含んだ食物を摂取することで、
ガン予防やアレルギー対策に大きな効果をもたらすと言われています。
また、ファイトケミカルは安定的な物質が多いので、
加熱調理でも生のまま食べても栄養価に問題がないというのが大きな特徴です。
そして、この時期はスーパーなどで夏野菜をよく見かけますが、
そして、この時期はスーパーなどで夏野菜をよく見かけますが、
実は夏野菜にもファイトケミカルを含む野菜がたくさんあります。
例えば、トマトやすいかに多く含まれるリコピン、
カボチャやインゲンに含まれるβカロテンなどは、
「カロテノイド」に分類されたファイトケミカルです。
カロテノイドには脂溶作用があり、
脂肪肝等の予防効果があると言われています。
その他にも夏野菜には、血糖値の上昇を抑えてくれるオクラ、
ガンや高血圧予防に効果のあるピーマン、
動脈硬化の予防効果があるトウモロコシなど、
現代の生活習慣病に効果的な野菜が豊富です。
こうした野菜と組み合わせて摂取すれば、
身近なところから生活習慣病を改善することも可能と言えるのかもしれません。
もちろん、短期間で劇的な変化は望めませんが、
もちろん、短期間で劇的な変化は望めませんが、
継続することでカラダや肌に変化が表れてくることでしょう。
何より、夏野菜にはカラダを冷やす効果も確認されており、
是非、今年の夏は夏野菜と果物を意識して食べることをお勧めします。
皆様もファイトケミカルで夏バテ知らずのカラダ作りを
心掛けてみてはいかがでしょうか。
(あるる)