●大人のおやつ

  仕事で行き詰まった時や小腹が空いた時、おやつを食べると
  気分がリフレッシュしたという経験はありませんか。
 
  デスクワークの多いビジネスマンを中心に行われたアンケートでは、
  おやつを食べる頻度について「毎日」という回答が24.5%、
  「週に4回」が14%で、約4割の人がほぼ毎日おやつを食べている
  という結果になりました。
 
  実際、おやつを食べている人から「リフレッシュできる」、
  「仕事の効率が上がった」という意見は多く、
  おやつは職場で広く愛されつつあるようです。

  そんなおやつを積極的に取り入れている企業もあります。
 
  IT系企業「GMO」グループでは、
  昨年6月にオープンした食堂において、ドリンクやスナックなど、
  おやつ類が24時間すべて無料になっています。
 
  ITという仕事で陥りやすいコミュニケーション不足を補うため、
  食堂でおやつを囲んで打ち合わせをするなど、
  コミュニケーションツールとしておやつを活用しているようです。

  そこで、職場でのおやつ選びをご紹介します。
 
  まず、定番とも言えるチョコレートですが、
  甘さ控えめでカカオ含有量の多いものを選ぶと良いようです。
 
  カカオは神の食べ物と呼ばれ、
  脂肪燃焼を促すポリフェノールの含有量が多く、
  カカオの苦味成分であるテオブロミンには
  血流を良くして代謝を上げる効果があるからです。
 
  他にも、食物繊維を多く含むファイバーおやつがオススメです。
 
  例えば、ドライフルーツには
  食物繊維やブドウ糖が多く含まれているため、
  腹持ちが良いうえに便通も良くなる効果があると言われており、
  日持ちすることも特長です。

  そして、おやつを食べる時間も大切です。
 
  私たちの脳は、腸から吸収されたブドウ糖によって
  活動が促進されているのですが、食事から2時間くらい経つと、
  体内のブドウ糖が少なくなり、脳の働きが悪くなってしまいます。
 
  よって、食事から2時間経過した3時頃がおやつに適しています。
 
  リフレッシュ効果や仕事の効率アップ、
  何よりやる気を生み出す道具として
  用いられているのが今のおやつのようです。
 
  少しでも良い仕事ができるよう、
  おやつを職場で取り入れてみられてはいかがでしょうか。
 
  (あるる)