●つながる時代へ
先月末よりiPhone5が発売され話題を集めています。
先月末よりiPhone5が発売され話題を集めています。
従来のものより軽量で薄型になっていますが、
高画質なカメラ機能が付き、大容量の電池を搭載しているため
バッテリー寿命は伸びています。
そんなiPhone人気を追い風に、
ソフトバンクは契約数を伸ばしていますが、
他社に比べて“通信が切れやすい”といった苦情も多いようです。
そこで、ソフトバンクは電波状況の改善を目的に、
プラチナバンドの提供を開始しました。
今夏ニュースでも大きく取り上げられていたプラチナバンドですが、
今夏ニュースでも大きく取り上げられていたプラチナバンドですが、
これは電波の質が良い周波数帯(700~900MHz)のことです。
電波が遠くまで届きやすく、障害物などを回り込んで伝わる性質を持ちます。
もちろん、その最大のメリットは、これまで電波の途切れやすかった
屋内やビルの陰、地下の入口や山間部などへも電波が届きやすくなり、
「つながらない」局面が減ることです。
すでにNTTドコモやKDDIは800MHz帯が割り当てられていましたが、
今年の2月にソフトバンクにも電波利用免許が下りたため、
7月から開始されたのです。
しかし、電波の改善を実感したという声はあまり聞こえてきません。
しかし、電波の改善を実感したという声はあまり聞こえてきません。
それは、基地局や設備配置などの整備が必要であるため、
まだ一部の地域のみの利用となっているためです。
ソフトバンクが発表したスケジュールによれば、
2012年度中に約1万6000局、
2016年度中には約4万1000局となり、
人口カバー率(地上波がカバーできる範囲の広さ)を
99.9%にすると計画しています。
順次サービスの提供範囲は広がり、
数年後には他社と同様の電波品質になるようです。
対応端末であればプラチナバンドのエリア内に入ると
対応端末であればプラチナバンドのエリア内に入ると
自動的に電波を掴むため、ユーザー側の設定や契約は必要ありません。
ソフトバンクは“接続できれば早い”といった評価を受けていたため、
プラチナバンドの普及により、ユーザーの満足度は
上がっていくのではないでしょうか。
NTTドコモやKDDI同様、ソフトバンクがどこにいても
つながる時代はもうすぐそこまで来ているようです。
(あるる)