●中国の太陽電池メーカー、軒並み赤字
 
  こんな記事が載っていました。
  これからの日本での状況について
  考えさせられました。
 
  低価格の商品を投入して市場を席巻する
  中国の太陽電池メーカーの
  今年4~6月期決算が相次ぎ赤字となり、
  太陽光パネルの在庫が急増するなど、
  苦境が鮮明になってきた。
 
  ドイツなど欧州の固定価格買い取り制度の変更や
  欧州債務危機で欧州での需要が急減するなか、
  過剰設備から脱するのは簡単ではなさそうだ。
 
  英利緑色能源(インリーソーラー)の4~6月期決算は、
  売上高が前年同期比29・4%減の
  4億8850万ドル(約380億円)にとどまり、
  営業損益は前年同期の8140万ドルの黒字から
  5100万ドルの赤字に転落した。
 
  棚卸資産(在庫量)は6億150万ドルと
  前年から52%増加した。
 
  同じく大手の天合光能(トリナソーラー)は、
  売上高が40・2%減の3億4600万ドルに激減し、
  7860万ドルの営業損失を計上
  (前年同期は3280万ドルの黒字)した。
 
  棚卸資産は月商の16倍に上る4億6320万ドルに及んでいる。
 
  このほか晶澳太陽能(JAソーラー)も赤字に転落し、
  尚徳電力(サンテックパワー)も暫定値で
  売上高が前年同期と比べ4割減少し、
  粗利益率レベルでマイナスになったもようだ。
 
  各社の業績不振の原因は供給過剰だ。
 
  インリーは4~6月に中国国内の工場4カ所で
  生産能力を計600メガワット分増やした。
 
  3割あまり増強した形で、需要急減による業績悪化に拍車をかけた。
 
  (サンケイビズ)