●花見のお供に

  皆様は健康のために毎日続けられていることはありますか。
 
  これまで様々な健康法をご紹介させて頂いておりますが、
  今回は毎日続けることで様々な効果を見出す
  「トマトジュース」についてまとめてみました。
 
  もしかすると、トマトジュースは苦手だという方が
  いらっしゃるかもしれませんが、
  夏に向けてダイエットを試みている方、
  お花見シーズンでお酒を飲む機会が多い方、
  花粉症に悩まされる方などには是非お試し頂きたいです。

  まず、メタボリック症候群は日本人の国民病とも呼ばれ、
  予備軍の方を含めると40歳以上の男性の2人に1人、
  女性の5人に1人がその対象となっており、
  合計で約2700万人にも及ぶことが解ってきています。
 
  そのメタボリック症候群の改善に有効な脂肪の燃焼成分が
  トマトにあることを京都大学などのグループが解明し、
  生トマトなら1食に2~3個、
  トマトジュースなら1食に200mlで効果が出るそうです。
 
  ちょっと1食の摂取量としては多い気がしますが、
  もともとトマトには油分の軽減や代謝の促進効果があると言われており、
  他にも食物繊維やミネラル、ビタミンなど豊富な栄養素が入っています。

  また、飲料大手のアサヒとカゴメは共同研究で、
  お酒を飲む時にトマトを一緒に食べることで
  血中のアルコール濃度が低下することを明らかにしました。
 
  そのため、トマトにはお酒の酔いを緩やかにして、
  酔い覚めを早める可能性があるとのことです。
 
  ちなみに、トマトジュースとアルコールを同時に摂取した場合、
  トマトジュースを飲んでいない場合と比較して、
  血中のアルコール濃度や体内に溜まる量が平均で約3割減少し、
  体内からのアルコール消失も50分早まることが研究で確認されています。

  そして、今一番悩まれる方が多いと思われる花粉症ですが、
  トマトジュースに含まれるリコピンを継続的に摂取することで、
  花粉症の自覚症状が改善することが確認されています。
 
  トマトジュースを毎日1本飲むと、くしゃみや鼻のかゆみなどの
  自覚症状を改善する効果が期待できるそうです。
 
  リコピンは油に溶け出す性質を持っているので、
  生トマトを食べるよりも、オリーブオイルなどを加えると
  より吸収率がアップするためおすすめです。
 
  夏が旬のトマトですが、その前に
  毎日のトマトジュースを試してみてはいかがでしょうか。
 
  (あるる)