●クミタス
  昨年の12月16日に食物アレルギーに関する最新の調査結果を、
  文部科学省が公表しました。
 
  それによると、食物アレルギーを持つ公立の小中学校の児童は
  全国で約45万4千人と、2004年に行われた前回調査に比べて
  約12万4千人増加しています。
 
  また、食物アレルギー症状の中で最も重症とされる
  アナフィラキシーを起こした経験がある児童は、
  約3万2千人も増加しています。
 
  一昨年には、東京都の小学校で、児童が学校給食終了後に
  亡くなるという痛ましい事故も起き、見過ごせない状況となっています。

  この事故を受けて文部科学省は、食物アレルギーを持つ児童への
  対応において、教育委員会と各学校へ、指導体制の整備を要請しました。
 
  また、保護者や主治医との連携も図られることになり、
  個々の児童の状況に応じた様々な対応が取られることになりそうです。
 
  このように、学校現場での食物アレルギーに対する認識が
  高まってきたことはとても良いことです。
 
  ただ、裏を返せば、それだけ食物アレルギーを持つ児童が増加し、
  保護者の食品選びにも苦労があることが伺えます。
 
  そういった中で、「クミタス」というサイトに注目が集まっているのを
  ご存知でしょうか。

  クミタスとは、卵を含まない食品、乳を含まない食品など、
  食べられない食品をチェックすることで、4万点以上の商品から
  食べられるものを検索できるインターネットサイトです。
 
  商品はamazon、yahoo!などのネットショップを横断して検索ができ、
  一番安く買えるお店を見つける事もできます。
 
  また反対に、○○を含むという食品も検索できるので、
  食事制限中の方にも使い勝手が良いようです。
  会員登録すると、毎回設定せずに検索が行える他、
  ショップ別にこれまで購入した商品が、現在でも取り扱われているかがわかり、
  非常に使い勝手が良いと評判です。

  このクミタスを考案した石川麻由さんも食物アレルギーを持っていて、
  食品探しに苦労していたそうです。
 
  食物アレルギーが増加している原因は、
  残念ながらはっきりとは解明されていません。
 
  また、一度アレルギー症状が出てしまうと、
  改善することが難しいとされています。
 
  しかし、その時は悲観的になることなく、自分の個性だと思って
  “食べる”ことを楽しんで欲しいという願いも込められたサイトのようです。
 
  さらに、このサイトを通じて、選択肢を広げることが出来れば、
  新たな食との出会いも生まれるかもしれません。
 
  食物アレルギーを持たない人も、食物アレルギーを持つ人の理解を深める
  という点でも非常に良いのではないででしょうか。
 
  食べることで満たされるという欲求は、
  万人に与えられた権利なのですから・・・。
  (アルフィックス日報)