「ジョージ・ワシントン」   
====================================

  3月27日は「さくらの日」でした。

  今週には見頃を迎えるところも多いかと思いますが、
  桜に関する逸話として最も有名なのが米国初代大統領
  ジョージ・ワシントンの話ではないでしょうか。

  ワシントンが子供のときに、桜の木を切ったことを
  父親に正直に話したらかえって褒められた
  という挿話が残されていますが、
  これは「嘘をついてはいけない」という作り話と言われています。

  また、このワシントンが木を切った(cut)ことにちなみ、
  彼の誕生日には値段をカットする安売りが各地で行われるそうです。

  ワシントンは1732年2月22日、バージニア州北部ウェストモアランドの
  富裕なプランター(大農場主)の家に生まれ、
  英仏植民地戦争にイギリス軍の少佐として参加、
  この戦いで手柄を立て軍人として知られるようになります。

  その後、イギリスの植民地であった米国が本国イギリスに対して
  独立戦争を起こすと指導者の一人となり、
  1775年には独立軍総司令官に選ばれました。

  そして、6年にわたる独立戦争に勝利した革命軍は、
  1783年のパリ条約にて独立が承認され、
  1789年2月4日に最初の大統領選挙を行い、
  初代大統領にワシントンが就任することとなります。

  元々、ワシントン自らが指揮官の職を求めたわけではないようですが、
  軍隊での経験とカリスマ性、そして強い愛国者という評判から
  支持されていったそうです。

  そんなワシントンの人柄を表すエピソードが残されています。

  ある寒い日、本部を出たワシントンは肌を刺すような風から顔を覆うため、
  コートの襟を立て帽子を深くかぶっていたため、
  彼が軍隊の司令官だとは誰も気がつきませんでした。

  ワシントンが道を歩いていると兵士たちが
  要塞の防壁工事をしているところに差し掛かります。

  兵士たちが重い丸太を積み上げるため奮闘している傍ら、
  上官面をした伍長が大声で叱責していますが、
  丸太は重く滑って転がり落ちてしまいます。

  伍長が怒鳴る中、兵士たちはもう一度、懸命に持ち上げようとしましたが、
  またしても丸太は転がり落ちてしまいます。

  そして、三度丸太が転がり落ちそうなとき、
  ワシントンも駆け寄り懸命に丸太を押すと、
  丸太は胸壁の一番上に収まったそうです。

  兵士たちがしきりに礼を言うと、ワシントンは伍長に向かい
  「なぜ君は手伝わないのか!?」と言います。

  「何だと?私は伍長だぞ!」と言い返す伍長に対し、
  ワシントンはコートをパッと開き軍服を見せ、
  「私はただの司令官にすぎない!
  今度、丸太が重くて君の部下達に持ち上げられないようなら
  私を呼んでくれたまえ!!」と言ったそうです。

  政治・経済・金融とあらゆる面において世界一の大国となった米国、
  その建国の父は今でも国民に愛され、
  そして大きな影響力を持ち続けています。

  (アルフィックス日報)