●圏外を買う
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  ITの進化やスマホの普及でSNS、Twitter等、デジタル空間でいつでも、
  どこでも繋がれるようになり、日々便利な生活を送っています。

  しかし、そういった環境に疲れを感じ「デジタル・デトックス」を目的に
  圏外の土地や離島へ旅行に行く人々が増えてきています。

   「デジタル・デトックス」とは、デジタル機器に全く触れない生活を
  数日間過ごすことで依存度を低めようとする試みです。

  スマホ、ネット依存に陥り、日常生活や心身に支障をきたす人が
  増えており、日本も例外ではありません。
  
  ある調査では、1日7時間以上もネットを利用しているという人もおり、
  スマホ利用者の約8割の人は自身がスマホ依存であることを自覚しています。

  最近では会話中や食事中にもネットを見ている人も少なくありません。

  今年の冬にはスマホからのネット利用がPCを上回ると言われており、
  ネット利用時間や依存度も増えていく可能性は高いです。

  そこで、この依存傾向を改善するため、あえてデジタル環境から
  距離をおく「デジタル・デトックス」に注目が集まっているのです。

   今ではどこに行っても大体の場所で携帯電話の電波は繋がります。

  そのため最近では、あえて電波の届かない田舎や離島といった
  圏外へ旅行に行くことが増えているようです。

  世界的に見ても意識的に繋がらない状況を人々が求める傾向に
  なってきているようで、海外ではデジタル機器の使用を禁止した
  3泊4日のツアーが企画され、約300人の人々が参加しました。

  また、PCやスマホをフロントに預け、代わりにヨガやボードゲーム等の
  娯楽を楽しむ「デジタルデトックスプラン(1泊2万3000円~)」を提供する
  ホテルやリゾートも登場しています。

  これまで電波の届かない場所を嫌っていましたが、
  今では「圏外」を求め、お金やコストをかけるようになりました。

  今や「圏外を買う」時代になってきているのです。

  ネット環境への過度の依存は中毒と変わりありません。

  放っておくと精神的なストレスを抱え、
  悪化させるとうつ状態になることもあるので、
  「デジタル・デトックス」は必要なものとなっていきます。

  つい先日には、「オフライン・チェア」という
  電波を遮断する椅子が製作されました。

  現在は非売品ですが、こういった商品としての
  「デジタル・デトックス」が今後増えていくことでしょう。

  「デジタル・デトックス」が1つのビジネスの形を取る日も近いのかもしれません。

  (アルフィックス日報)