●ドナルド・ジョン・トランプ

  来年は米国で大統領選挙が行われることもあり、
  昨今、話題になっている人物。

  立候補者の一人である、共和党の「ドナルド・ジョン・トランプ」です。

  トランプ氏は資産額41億ドル(約5,084億円)の大富豪としても知られ、
  1980年代には、ロナルド・レーガン政権下における
  未曾有の好景気を背景にした不動産ブームに乗り、
  オフィスビル開発やホテル、カジノ経営などに乗り出し大成功を収め、
  アメリカの不動産王と呼ばれています。

  また、自己顕示欲が旺盛で、テレビや映画、
  さらにはセサミストリートのマペットや
  アニメーション「ザ・シンプソンズ」に至るまで、
  様々な媒体に様々な形で積極的に出演しており、
  この様な活動を通じて自らのホテルやカジノへの集客を図るだけでなく、
  自己顕示欲を満たすことも兼ねていると言われています。

  さらに、各種メディアに積極的に露出するだけでなく、
  自らが開発・運営する不動産に
  「トランプ・タワー」、「トランプ・プラザ」、「トランプ・マリーナ」、
  「トランプ・タージマハール」など、自分の名前を冠することでも有名です。

  最近では、2015年6月16日には、2016年アメリカ合衆国大統領選挙に
  共和党から出馬することを表明した時、
  トランプ氏はケーブルテレビのインタビューで、
  大統領に当選した際には投資家のカール・アイカーンを財務長官に、
  実業家のジャック・ウェルチや投資家のヘンリー・クラビスを
  政策ブレーンに起用するという発言や、
  出馬表明演説ではメキシコ人を
  「麻薬や犯罪を持ち込み、婦女暴行犯だ」と発言しました。

  これに反発したNBCとユニビジョンは
  トランプ氏が共同事業者として参加している
  「ミス・ユニバース」「ミスUSA」の放送を打ち切ると発表しました。

  そのほかにも様々なメディアに登場しており、
  共和党候補の討論会でも様々な「問題発言」をしたことを
  メディアに取り上げられています。

  にもかかわらず、2015年9月現在では、共和党の指名候補争いで
  トップの支持率を保っていることは驚きです。
 
  しかし、その支持率から大胆で破天荒なところがありますが
  昨今、米国が求めているリーダーとは
  トランプ氏のような人物なのかもしれません。

  (アルフィックス日報)