●拡大する光
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  フランスで起きた同時テロを受けて、世界各地の有名建造物
  (オーストラリア・シドニーのオペラ・ハウスや
  イギリス・ロンドンのタワーブリッジなど)
  がテロの起こったフランスとの連帯を示すため、
  フランス国旗(トリコロールカラー)の赤、白、青の三色に
  ライトアップされていました。

  日本も同様に先日まで東京タワーなどがトリコロールカラーに
  点灯していたことは記憶に新しいです。

  イルミネーションの起源は諸説ありますが、一説によると、
  まだ電気のない16世紀に遡り、
  宗教改革で知られるドイツのマルティン・ルターが
  クリスマス・イヴのミサの帰りに森の常緑樹の中に
  美しく輝く夜空の星を見て感動し、
  それを子供たちに伝えるためにモミの木の周りにロウソクを飾って
  その景色を再現しようとしたのが、イルミネーションの始まりと言われ、
  それを描いた絵画によって普及したとも言われています。

  ルターの時代から100年後の17世紀初期、
  ドイツでクリスマスツリーの風習が定着し、
  17世紀中期にツリーにロウソクを飾り始めました。

  しかし木の周りにロウソクを飾るのは火災が起きて大変危険な為、
  時代と共に電飾に変わってきたそうです。

  1746年、アメリカにクリスマスツリーを伝えたのもドイツからの移民です。

  そのツリーに最初に電気の灯りを飾ったのは、
  アメリカの発明王・エジソンの共同経営者だったジョンソンという人物でした。

  こうしてイルミネーションの明かりは、
  ロウソクから電飾に移り変わっていきました。

  また、日本におけるイルミネーションの普及は、
  明治時代に舶来品を扱う明治屋が銀座に進出したことが
  きっかけとされています。

  年々派手になるイルミネーションに多くの人々が訪れ、
  1905年(明治38年)の新聞には
  「例年になくイルミネーションが華やか」との記事が見られます。

  当時、光源には豆電球やムギ球が用いられたそうです。

  現在では、全国各地でイルミネーションが瞬いています。

  クリスマスから年末にかけての期間限定で登場していた
  イルミネーションもLED電球の普及で電飾は年々華やかさを増し、
  大規模な集客につながるため、
  冬以外の季節に展示されることも珍しくなくなりました。

  例えば、江ノ島には「湘南の宝石」と名付けられた
  暖かい灯りを観るために夏よりも人が集まります。

  それまでは湘南と言えば夏のイメージで、江ノ島近辺の観光施設も
  冬は閉めて春までお休みするところが多かったのですが、
  今では一年中利益を得ることができるようになりました。

  毎年、進化しているイルミネーションの数々。

  今年も全国各地で、明るい光を届けて欲しいと思います。

  (アルフィックス日報)