●原油特集② 増加し続ける世界の原油需要         
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  第2弾は原油の「需要面」についてお届けします。

  まずは原油の用途ですが、燃料(ガソリン、灯油、ガス)、
  道路のアスファルト、プラスチック、ゴム、衣類、塗料、洗剤、接着剤など
  様々なものに使われており、私たちの生活に無くてはならない存在です。

  現在、その原油需要量の約50%が先進国と中国で消費されています。

  特に、中国は価格の下落を買いの好機と捉え、
  100日分の石油備蓄を確立するため、今年中に備蓄タンクへ
  7,000~9,000万バレルの原油を追加注入する計画です。

  これは中国の平均原油輸入量の14日分に相当し、
  そのため中国の石油購入量が記録を更新するとともに、
  世界最大の原油輸入国である米国に挑戦することになります。

  更に今後は、人口増加の著しいインドや、東南アジアの原油需要量が
  経済成長とともに拡大することが予想されています。

  中でもインドは、昨年3月に国際通貨基金(IMF)が中期的な潜在成長率を
  6.75 %と推計しているだけに原油需要の増加が見込めます。

  現在でも、国内規制などのボトルネックがあってなお、
  日本の10倍、米国の2倍以上と驚くべき高水準です。

  また、インドの経済成長は長期的に続き、
  1人当たり国内総生産(GDP)の米国に対する比率は
  現在の1割未満から2050年には3割に達する見通しも出されています。

  さらに、世界銀行は10月公表の南アジア経済見通しで、
  インドの経済成長率を14年7.3%から15年は7.5%になり、
  16年7.8%、17年7.9%へと上昇すると示しました。

  21世紀に初めてインドが中国の経済成長率を上回る可能性が出てきました。

  成長力の大きな源泉は人口です。

  国連推計によれば、22年にはインドが中国を追い越し世界最大になり、
  さらに30年には約15億人を超えると予測されています。

  2000年以降のデータを見ましても、世界人口と原油需要量は比例しており、
  年を追うごとに原油需要は確実に増加することが予想されます。

  (アルフィックス日報)