●あの時、この人 「ドナルド・ジョン・トランプ」
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  2016年アメリカ合衆国大統領選挙、共和党代表候補、
  ドナルド・ジョン・トランプ氏は生粋のニューヨーカーで
  学生時代から父の不動産会社を手伝い、
  以来ホテル、カジノ、ゴルフコースその他の不動産を建設、
  その多くに自らの名前を冠しています。

  中でも「トランプ・タワー」は、1983年ニューヨーク五番街に建設され、
  高級アパートメントとショッピングモール、オフィスエリアを擁する複合施設で、
  80年代にはスピルバーグやマイク・タイソンといったセレブが入居し、
  現在でもヤンキースのデレク・ジーターや、ハリソン・フォード、ビヨンセなど
  の有名人が住んでいるとか?

  メディアへの露出機会も際立って多く、その経歴、ブランディングの努力、
  私生活、豊かな財産、歯に衣着せぬコメントによって、
  セレブリティとして知られています。

   トランプ氏は他の候補よりも少ない資金で指名争いをリードし、
  資金力だけでは勝てないことを印象づけました。

  ルビオ、ヒラリー、ジェブ・ブッシュらがウォール街から
  大口の献金を得ているのとは対照的に
  トランプ氏は献金を募らずに自弁による選挙活動を続け、
  同陣営が使った28億円(2500万ドル)という費用は
  あらゆる共和党候補よりも少なく、
  2月時点で、共和党の各候補が1票を獲得するために投じた費用は、
  ジェブ・ブッシュが14万円(1320ドル)、ルビオが3万円(260ドル)、
  トランプが6800円(60ドル)でした。

  有権者1人あたりに投じた金額にすると、
  ジェブ・ブッシュ6万円(551ドル)、ルビオ3400円(30ドル)に対して、
  トランプは340円(3ドル)です。

  またトランプ氏に対するネガティブ広告は週ごとに増し、
  2月末までに費やされたトランプ封じの
  ネガティブキャンペーン予算は76億円(6700万ドル)に上り、
  各候補は対トランプ予算を3億円以上用意し、
  フロリダの予備選投票ではトランプ阻止のために
  7億9千万円(700万ドル)が使われたとも言われています。

  3月上旬には共和党のテレビCMの半数はトランプ降ろしを狙うものになり、
  対トランプのネガティブCMは6万件に達しました。

   このような逆風の中、少ない選挙資金で共和党代表候補を掴んだ
  トランプ支持が単なる主流政治家への不満だけではないことを
  本選で明らかになる様に思えてなりません。

  (アルフィックス日報)