●あの時、この人 「ボリス・ジョンソン」
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  英国が国民投票を経て EUを離脱 することが決定し、
  世界中が大騒ぎになっています。

  今回は「主権を取り戻せ!」というキャッチフレーズで
  EU離脱の旗振りとして活躍した「ボリス・ジョンソン」前ロンドン市長です。

  ジョンソン氏は、アメリカ・ニューヨークで生まれで、
  家族とともにイギリスに戻り、オックスフォード大学を卒業後、
  1987年よりデイリー・テレグラフ紙(イギリスの一般紙)記者となり、
  1989年から1994年まで同紙のEC特派員となりました。

  1994年から1995年までスペクテイター誌(en)の政治コラムニストを務め、
  1999年から同誌の編集者となり、
  2005年には影の内閣の高等教育大臣に任命されるまで務めた経験もあります。

  2001年からは庶民院議員を2期務め、2008年からはロンドン市長に就任しました。

  市長就任後、ジョンソン氏はデイリー・テレグラフ紙において
  ウィークリー・コラムの執筆を再開することを発表しました。

  ガーディアン紙(イギリスの大手一般新聞)は、
  彼がコラム執筆を年俸25万ポンドで同意したと報じていますが、
  年俸のうち2万5千ポンドずつ、ジャーナリズムを学ぶ学生の奨学金、
  古典学を学ぶ学生の奨学金に寄付していたそうです。

  さて、ジョンソン氏がEU脱退国民投票で離脱派の中心人物となった背景には、
  欧州連合の規制で経済的関係が強い中華人民共和国との
  FTAが結べないと発言するなど
  元々EUに批判的な言動で注目を浴びていたことがあります。

  また、ヘアスタイルに一部起因しますが、
  『ボリス』のファーストネームのみで認識される数少ないイギリス政界の著名人物で、
  ロンドン市長選挙時、イギリス労働党のテッサ・ジョウェル(対抗馬)は
  ジョンソン氏の親しみやすさが好感度につながるのを危惧し、
  自分の陣営の選挙スタッフがジョンソン氏について
  『ボリス』と言ったら罰金を払うというエピソードもあり、
  ジョンソン氏がロンドン市民から愛されていたこともあります。

  それから、ジョンソン氏はサイクリング好きで知られ、自ら自転車通勤しています。

  彼は数回自転車盗難にあっており、「イズリントン中におとりの自転車を配置し、
  窃盗犯にはネイビー・シールズを送り込んでほしい」と希望を表明しています。

  また、好きが講じて2010年7月、ジョンソン氏はヴェリブをモデルとした
  自転車共有システムをロンドンに導入しました。

  今回、ジョンソン氏は土壇場で首相選に立候補しないことを表明しましたが、
  何事にも全力で取り組む姿勢と、その結果溢れ出すコミカルさや
  ユーモラスな人柄を活かし「英国」をまとめて欲しいと思います。

  (アルフィックス日報)