●ポケモンの歴史
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  世界中で社会現象と呼べるほどの人気を博しているゲームアプリ、
  『ポケモンGO』が今月22日、いよいよ日本でも配信されました。

  カメラ機能を通して見る現実の風景上に、ヴァーチャル映像として現れる
  ポケモンを専用のボールで捕まえるというもので、
  位置情報を利用し、特定の場所でしか捕まえられないポケモンなども設定されています。

  育成には機器を持ったまま自らの足で歩くことが必須であり、
  自転車や車での移動では効果が無いため、
  運動不足解消など健康面に期待が寄せられる反面、
  事故や立ち入り禁止場所への侵入など注意喚起がなされている側面もあります。

  『ポケモン』の歴史は、1996年2月27日に発売されたゲームボーイ用ソフト
  『ポケットモンスター 赤・緑』から始まりました。

  発売当初はゲームボーイ本体の人気が下火になっていたこともあり、
  売り上げはさほど奮わなかったそうですが、
  プレイユーザーの口コミで瞬く間に人気ゲームの仲間入りを果たしました。

  この『ポケットモンスター』シリーズは、
  ゲームボーイカラー、アドバンス、DS、3DSと本体機種の移り変わりを経ながら、
  2016年2月時点での最新作、『オメガルビー・アルファサファイア』までの25作品で
  2億100万本以上となる売り上げを誇っています。

  これはRPGシリーズとしては世界一の販売本数です。

  初代ゲーム発売直後の1997年4月1日より、テレビ東京系列にて
  テレビアニメが放送されたことも人気の要因となりました。

  随一の人気を誇る『ピカチュウ』は、ゲームではあくまで
  百数種居るモンスターの中の1匹に過ぎなかったのですが、
  このテレビアニメでフィーチャーされたことをきっかけに人気を博し、
  ゲームシリーズ『ピカチュウ版』がリリースされるほどでした。

  その愛らしいルックスから、男児向けの要素が強かった携帯ゲーム市場に
  女児人気を取り込んだ立役者とも言われています。

  「ポケモンGO」リリース後、任天堂の株価は僅か7営業日で2倍以上の値段をつけ、
  時価総額も、4.5兆円の大台に乗りました。

  アプリ内ではまだゲーム版初期の頃のモンスター(約150匹)しか現れないようですが、
  本家のゲーム版では現在までに740種類が登場しています。

  これらのモンスターが捕まえられるようになったり、
  アプリと連動するデバイス『ポケモンGO Plus』が発売されれば、
  更に市場は盛り上がりを見せることでしょう。

  ゲーム画面と同様に、ポケモンや任天堂の経済効果から
  目が離せない夏になるかもしれませんね。

  (アルフィックス日報)