11月25日 常盤校区地域づくり研修会

今年度の常盤校区地域づくり研修会が
常盤ふれあいセンターで行われ、
今年の4月から赴任された
宇部市ときわ動物園の初代園長
宮下実さんの講演を聴きに行きました。
演題は、「ときわ動物園が変わった。
その魅力と役割を探る」でした。
宮下園長は、
ときわ動物園がリニューアルして
取り入れた生息環境展示手法を
日本で初めて取り入れた
天王寺動物園の園長を以前しておられ、
この経験を再び活かせる機会にと
公募されていたときわ動物園の園長に
応募したということでした。

最初は、動物園の役割などについて
一般的な話を伺い、
残り20分がときわ動物園の話でした。
動物園という言葉は
福沢諭吉が1866年に著した
「西洋事情」の中でzoological gardenを
動物園と訳したのが始まりで、
正しくは動物学公園と訳すべきで
この言葉から日本の動物園が
本来の役割を果たしていない
という話が印象的でした。

ときわ動物園の構成や、
生息環境展示について
詳しく説明されました。

最後に、常盤校区の中にある
ときわ動物園に是非足を運んでほしい
という言葉で講演を締めくくられました。
講演の後に行われた質問の中で、
殺処分された白鳥の復活について聞かれ、
鳥インフルエンザを始めとする病気は
ストレスから起こることが多く、
常盤湖の大きさでは、
以前飼われていた330羽は多すぎるので、
最初は1つがいから始めて、
最大20羽程度にとどめての復活を
提言された言葉に感銘しました。