●あの時、この人 「おんな城主」井伊直虎
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  先日完結したNHKの大河ドラマ「真田丸」は放送終了後
  「真田丸ロス」なる現象を起こすなど何かと話題だったようですが、
  その「真田丸」に続く来年の大河ドラマは「おんな城主 直虎」です。

  戦国時代といえば完全に男の世界ですが、
  「そんな時代に城主として活躍していた女性がいた。」

  戦国の時代に世に出る事はなかったであろう「おんな城主」という存在、
  強国に囲まれた弱小国が女の知恵で生き抜いていくさまを描いたドラマとのことです。

  その主人公が、戦国時代から安土桃山時代にかけて遠江国(とおとうみのくに)
  (現在の静岡県浜松市)を事実上女性城主として治め、
  後の徳川四天王となる井伊直政や
  幕末の安政の大獄・桜田門外の変で知られる井伊直弼の
  ルーツとなる「井伊直虎」です。

  直虎は井伊家の22代宗主・井伊直盛の娘であり
  24代宗主・井伊直政の後見人という立場ですが、
  自身は女性であったため家系図には載っていないとのことです。

  しかし、実質的には井伊家存続の危機を救った人物であるといわれています。

  井伊家といえば「井伊直政から」「彦根から」というイメージがありますが、
  同家には1000年を超える歴史があり、
  最初の600年間は浜名湖の北の井伊谷(いいのや)で刻まれていました。

  ただその歴史は苦境の連続で隣国の駿河国には今川家、
  西の三河国は徳川家、北の信濃国には武田家と
  名だたる大名に囲まれており、とても厳しい環境にありました。

  そのため幾多の裏切りや合戦で井伊家の男たちはいなくなり、
  存続することがとても困難な状況に追い込まれました。

  1560年の桶狭間の戦いで父・直盛が戦死するなど不運が続き、
  男が当時5歳の直政だけとなった1565年に直虎が女性でありながら
  男勝りの名前を掲げて事実上の城主となりました。

  というよりならざるを得なかったと言ったほうが正しいのかもしれません。

  女性だったゆえに戦など戦場での功績はないものの、
  今川家が出した「井伊谷徳政令」の施行を
  地元商人へのダメージの大きさやそれによる領内の混乱を抑えるために、
  巧みな交渉術と政治的手腕で2年間引き伸ばすなど、
  政治や行政の面でその力を発揮し、井伊家を存続させたといわれています。

  いつの時代にも女性の活躍は欠かせないのかもしれませんが、
  2017年は直虎のように、各分野での女性の活躍にスポットライトが当たる
  1年となるのではないでしょうか。

  (アルフィックス日報)