●水に変わっちゃう?
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  いよいよ本格的な花粉シーズンの到来です。

  今年の花粉の飛散量ですが、多い地域では昨年の4倍になるという
  悲惨な数字が発表されています。

  昨年猛暑だった西日本は、雄花の成長が活発になって多く育ったため、
  特に京阪神などでは4年ぶりの大量飛散になる恐れがあるとされています。

  最近では、花粉症の発症時期の低年齢化が進み、
  大人だけでなく子供の間でも広がっています。

  1度発症するとなかなか治らず、放置すると悪化していきます。

  防御策として、マスクや眼鏡をかけるのが一般的な方法ではありますが、
  今までと全く違った発想のマスクが新発売されたのはご存知でしょうか。

  その名も、「花粉を水に変えるマスク」です。

  感染症やアレルギー疾患治療薬開発を専門とする創薬会社、DR.C医薬が、
  花粉・細菌・ウィルス・ダニ抗原といったタンパク質を分解し
  水と二酸化炭素に変える「ハイドロ銀チタン」という新技術を開発しました。

  この技術を利用したのが「花粉を水に変えるマスク」です。

  水に変える?どういうこと?と思われた方も多いのではないでしょうか。

  このマスクは4層構造になっていて、不織布・高密度フィルター・ハイドロ銀
  チタンフィルター・不織布の順番に重なっています。

  マスクに付着した花粉を2、3時間かけて水に分解し、
  吸い込む花粉の量を減らすという仕組みです。

  付け心地は市販の他のマスクと変わりなく、呼吸もしやすいそうです。

  3月1日より全国の小売店等で販売開始されたところで、5枚入り648円です。

  また、このハイドロ銀チタンを使用したタオルも先行して販売されています。

  価格は通常のタオルの2倍近くしますが、
  外に干して花粉が付いても水に分解されるので花粉が残らなく、
  帰宅時に服についた花粉を拭き取ることや、
  枕に巻けば花粉やダニの死骸を水に変えてくれます。

  同社の実験結果で洗濯を50回以上しても効果は持続すると証明されています。

  さらに、スポーツ用品のミズノや紳士服のはるやま等の企業も
  このハイドロ銀チタンに注目しています。

  花粉以外に、人間の汗や皮脂等のタンパク質も分解するため、消臭効果もあります。

  この技術を様々なところに応用することで、身の回りの清潔を保つ事ができますし、
  アレルギーの発症を遅らせる事や、病気を未然に防ぐこともできるかもしれません。

  筆者は花粉症で、このマスクを購入するためドラッグストアを3店舗周りましたが
  見つけられませんでした。直接DR.C医薬に問い合わせてみると、
  マスクは全国のタオル美術館の店舗か、
  オンライン通販で販売しているとのことでした。

  近々、タオル美術館に足を運んでみようと思います。

  (アルフィックス日報)