●心不全のパンデミック
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日本人の死因第1位のがんに次いで第2位の心疾患、
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日本人の死因第1位のがんに次いで第2位の心疾患、
その数は年間約20万人に及ぶそうです。
2030年には「心不全のパンデミック」が起こるとも囁かれており、
高齢者を中心に爆発的に心不全患者が増加するといわれています。
高齢者を中心に爆発的に心不全患者が増加するといわれています。
米国では何年も前から「心不全パンデミック」が発生しており、
現在死因の第1位が心疾患の23%のようです。
近年、日本の食生活も欧米化しており
日本でも同じことが起こる可能性があるそうです。
心不全とは、心臓のポンプとしての働きが低下し、
心不全とは、心臓のポンプとしての働きが低下し、
全身の臓器に必要な量の血液を送ることができなくなった状態です。
心不全の原因が右心系にあるものを右心不全、
左心系にあるものを左心不全と呼びます。
右心不全は、全身の静脈血が心臓に戻る流れが滞ることで発生し、
浮腫や胸水・腹水貯留、頸静脈怒張、肝臓腫大などの症状が起きるそうです。
左心不全の場合は、全身に血液を送る働きが低下し、
チアノーゼや血圧低下、頻脈による動悸、意識障害といった症状が現れます。
さらに、肺に血液が滞るため呼吸困難や咳などの呼吸器症状が起こり、
右心系にも負担がかかるため右心不全の症状も合併するそうです。
心不全と聞くと、高齢者のイメージがあるかもしれませんが、
心不全と聞くと、高齢者のイメージがあるかもしれませんが、
なんと30~60代の約20%が「隠れ心不全」、
つまり軽度の心不全かその予備軍とみられていることが調査で分かっています。
心不全は、高血圧や糖尿病がしっかりと治療されていないと
発症のリスクが増加してしまいます。
進行が遅いため、息切れなどが起きるのは年齢のせいと勘違いする場合があり、
安静時には症状が出ないため治療をせずに放っておくと、
進行が遅いため、息切れなどが起きるのは年齢のせいと勘違いする場合があり、
安静時には症状が出ないため治療をせずに放っておくと、
どんどん重症化していきます。
このように症状があまり出ない心不全が「隠れ心不全」と呼ばれています。
隠れ心不全の特徴は、安静時には症状が出にくく、
階段や坂道をのぼる際に息が切れることが一番多い症状だそうです。
また、就寝後に排尿のために1回以上起きてしまう夜間頻尿も
隠れ心不全の可能性があるそうです。
食生活の欧米化が進むにつれて生活習慣病にかかる人が増えてきています。
食生活の欧米化が進むにつれて生活習慣病にかかる人が増えてきています。
脂質の多い食べ物を食べることで肥満や血液がドロドロになったり、
野菜の消費量低下による便秘など様々な病気を引き起こす可能性があります。
今後も食生活の欧米化が進めば、米国で問題となっている
「心不全のパンデミック」が実際に日本で起きることも、
あながちありえない話ではなさそうです。
今一度、食生活のあり方を見直してみるのも良いのではないでしょうか。
(アルフィックス日報)