●中国での新たなビジネスチャンス
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世界トップクラスの少子高齢社会といわれる日本では、なんと近年、
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世界トップクラスの少子高齢社会といわれる日本では、なんと近年、
子供の数よりも犬や猫の飼育数の方が上回っている事実はご存知でしょうか。
そんなペットブームの波は中国にも波及しており、中国国内の企業だけでなく、
世界中で新たなビジネス好機として注目されつつあります。
かつては、革命指導者毛沢東主席の下、
かつては、革命指導者毛沢東主席の下、
ペットを飼う事は資本主義的で贅沢過ぎるとして禁止されていたといいます。
その後日本より数十年遅れながらも目覚ましい経済発展を遂げ、
犬をペットとして見なす文化が定着し始めました。
その証拠にアメリカのペット市場の年間成長率が2%程度に対して、
中国では年間約20%も拡大しています。
2015年まで施行されていた一人っ子政策の影響もあってか、
中国でも高齢化が進んでおり、子供が成長して家を出た後に残された親世代や、
あるいは自立した若者など様々な世代でペットが飼われるようになり、
中でも日本や欧米等の先進国の文化に馴染みやすい若い人ほど
ペットに大金を使う事を惜しまない傾向があるというデータがあります。
彼らの関心はいかにペットの健康に良いフードが買えるか、
質の高いライフスタイルを与えられるかだといいます。
北京にあるペットホテルにはペット用のプールやベッドが完備されており、
1泊数千ドルの費用を飼い主は惜しみなく払うそうです。
とはいえ、中国内でのペット文化はまだ発展途上であり、
ワクチン摂取や去勢等の知識も欠如しており、
ペットフードの輸入も厳格な規制が設けられています。
そこにも新たなビジネスチャンスが潜んでいると見られます。
ちなみに、昨年8月に深セン証券取引所に上場したある
中国のペットフードメーカーは株価が60%上昇しました。
近年は、中国の経済成長もかつてほどの勢いは感じられなくなった
とはいわれますが、こういった新たな分野での文化の発展があり、
まだまだ成長の余地はあるといえるのではないでしょうか。
とにもかくにも、動物と共に生活することにより癒され、
とにもかくにも、動物と共に生活することにより癒され、
精神的な支えになるのは世界共通の心情なのですね。
ここにも異なる人種と人種を結ぶ架け橋のヒントが
あるのではないかと思われます。
(アルフィックス日報)