1月13日  「お言葉どおりこの身に成りますように」

  今週も教会は欠席しました。
  読書課題は、マタイ1章、ルカ1章
  「お言葉どおりこの身に成りますように」
  天使ガブリエルからイエスの母となるよう告げられた時の
  マリアの言葉です。

  日曜学校のテキストにこの様な話が載っていました。

 ディーター・F・ウークトドルフ管長はこのように教えています。 

 「だれもが待つことを求められます。わたしたちは祈りの答えを待ちますが,
 そのときの自分にとってふさわしく,良いと思われるものを待ち望んでいるので,
 なぜ天の御父が答えを延ばされるのかどうしても分からないことでしょう。

 わたしが戦闘機パイロットの訓練に備えていたときのことです。
 軍事予備訓練の大半は,運動に費やされました。
 ……とにかく走って,走って,走り抜きました。
 わたしは走りながらあることに気づいて,正直なところ悩みました。
 幾度となくわたしを追い抜いて行くのは,たばこを吸い,酒を飲み,
 福音に反すること特に知恵の言葉に反することを何でもしている男たちでした。

 わたしは思いました。
 『ちょっと待て。走っても疲れないはずじゃなかったのか。』
 でも,実際に疲れましたし,
 しかも,知恵の言葉にまったく従っていない人に追い抜かれたのです。
 正直なところ,当時はそのことで悩み,自問しました。
 『あの約束はほんとうなのだろうか。』

 答えはすぐには得られませんでした。しかし,やがて分かったのは,
 神の約束は必ずしもすぐに望みどおりに成就するとは限らないということです。
 答えは神の時と方法に従って得られます。
 わたしは何年も後に,神のすべての律法に従順であれば
 すぐに与えられる霊的な祝福に加えて,
 知恵の言葉に従う人に与えられる物質的な祝福を
 自分の目で確かめることができました。」(

 「忍耐し続ける」『リアホナ』20105月号,58