●人の住まいからモノの住まいへ
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最近、トランクルームを目にする機会が増えましたので、
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最近、トランクルームを目にする機会が増えましたので、
ちょっと気になり調べてみたところ、店舗数、利用者数共に年々増加しており、
毎年10%の成長を遂げていました。
そしてその市場規模は、10年後に現在の約2倍の
1000億円に上ると予想されています。
この成長の背景にあるのは需要が増加したことはもちろんですが、
「駐車場以上住宅未満」のトランクルームに、
不動産投資としてのメリットが供給側にあることも、
増加の要因となっています。
トランクルームはサービスの内容や形態によって分類されます。
トランクルームはサービスの内容や形態によって分類されます。
1つは倉庫会社が倉庫業法に基づき運営するもので、
こちらは本格的に事業として行うものになります。
そして2つ目はレンタル収納スペースです。
建物内の倉庫やオフィスビル、マンションの一室などを仕切って
収納スペースとするものです。
3つ目はコンテナです。
駐車場や空き地などの屋外に、輸送用コンテナなどを積み上げたりして
収納スペースとするものです。
レンタル収納スペースやコンテナは、住宅として貸し出す場合と比べ、
立地条件や土地の広さを気にせず、一定の需要が期待できます。
また賃貸借契約となり、規制が少なく自由なサービスを展開出来るので、
ビルやマンションの空室対策や、
余っているや土地を有効活用する手段となります。
トランクルームとして貸し出す際の大きなメリットは、
トランクルームとして貸し出す際の大きなメリットは、
非常に安定した稼働率、収益性にあります。
借主の引越しなどで空きがでやすい住宅に比べ、
一度貸し出すと契約が長期になる事が多い事や、
築年数の経過による価値の減少や設備、内装等の
メンテナンスが非常に安く抑えられます。
また、一般的に8%程の利回りと言われる不動産投資に比べ、
平均で20%程の利回りが期待できます。
一方、デメリットとしては賃料の滞納が起きやすい事、
また、消費者保護の観点から、荷物が置き去りにされた際に
処分が難しい事などが挙げられます。
このトランクルーム投資、初期費用は300万円程度からと
このトランクルーム投資、初期費用は300万円程度からと
比較的少額で始められますし、節税手段としても期待が出来ます。
また、小口化されたファンドもあり実際に物件を所有せずとも、
更に少額の投資で手軽に始める事も可能です。
少子化による人口減少に歯止めがかからない状況が続き、
人が住む家は減少が予想されますが、
技術の進歩により便利な「モノ」は増えるばかりです。
利用者として断捨離できないモノを一時的に預ける場所にする、
または、供給側となってご自身の資産運用に加える、
トランクルームの需要はやはり増えそうです。
(アルフィックス日報)