●建国記念の日
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2月11日は「建国記念の日」です。
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2月11日は「建国記念の日」です。
本来は「建国をしのび、国を愛する心を養う」という日本国民にとって、
とても大切な日にあたります。
現在は単なる休日の1つとしてしか認識されていませんが、
「建国記念の日」の元になった紀元節が制定されていた戦前の頃は
全国各地の神社でお祭りやお祝いが行われていたそうです。
しかし、戦後のGHQの意向により廃止され、
同時に建国を祝う文化も無くなりました。
その後、1951年頃から復活を望む声があり、
当時のアンケートでは国民の過半数を占める80%もの人が
「建国を記念する日」を求めたことで制定に至りました。
ただ1つ、建国を祝う文化までは一緒に復活することはありませんでした。
そもそも紀元節は神武天皇が紀元前7世紀に即位した日であり、
そもそも紀元節は神武天皇が紀元前7世紀に即位した日であり、
その根拠も8世紀ごろの書物の古事記や日本書紀を由来とし、
歴史学上では神話の出来事で実在しないとされています。
ゆえに、紀元節を建国記念日として復活させるとなった時、
曖昧なものを根拠に建国記念日を定められないなど多くの議論がなされ
15年もの時間を要し、その結果、建国された日ではなく、
建国された事を記念する「建国記念の日」となりました。
その議論や時間の流れの中で建国を祝う文化が失われました。
海外の建国記念日に目を向けてみますと、
海外の建国記念日に目を向けてみますと、
同様のものは一般的にナショナルデー=国民の日として認識され、
日本とは反対に盛大に祝う事が多いようです。
例えばお隣の中国では毛沢東が建国宣言をした10月1日を
国慶節として定めていますが、1週間の大型連休をとっています。
また、アメリカでは独立記念日に
各地でパレードや特売セールなどが盛大に開かれ、
打ち上げ花火で締めくくるという何とも楽しそうなイベントが行われ、
なんと独立した翌年の1777年から200年以上も続いています。
日本では「建国記念の日」よりもクリスマスなどの海外文化のほうが
日本では「建国記念の日」よりもクリスマスなどの海外文化のほうが
盛り上がっていますが、日本は昔から土着の神道と外来の仏教を混ぜたり、
ラーメンを訪日中国人が食べに来るほど美味しくしたりと、
新しいものを吸収し日本独自のものに昇華してきました。
その一方で日本従来のものを尊重するという空気が薄れているように思えます。
今日は「建国記念の日」。
今一度日本の文化や歴史という日本従来のものに触れることで国を愛する心を養う、
そのきっかけになって欲しいですね。
(アルフィックス日報)