●21世紀の世界大戦
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7月に配信が始まったスマートフォン・ゲーム「ポケモンGO」は
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7月に配信が始まったスマートフォン・ゲーム「ポケモンGO」は
全世界のダウンロード数が1億を達成し凄まじい勢いです。
ポケモンは日本発のキャラクターですが、
米国ベンチャーのナイアンティック社が開発・配信・運営を行い、
グーグルが配信インフラと地図情報サービスを提供する
完全に米国発のゲームです。
この「ポケモンGO」に神経を尖らせているのがロシアと中国です。
この「ポケモンGO」に神経を尖らせているのがロシアと中国です。
ロシア政府はロシア国内での「ポケモンGO」の使用を禁止し、
その代わりにロシアの歴史にゆかりのあるキャラクターを捕まえる
ゲームアプリを8月末までに提供するとしています。
ロシア政府が「ポケモンGO」を禁止した理由として、
「群衆を集めたり特定の情報を拡散したりして、
政変を起こす道具として使われる可能性がある」、
「米国の情報機関によって作られた可能性がある」としています。
中国でも、まだ同国内で利用できないにも関わらず、
関心が高まる国民へ「ポケモンGOで遊ぶな。
米日が中国の秘密基地を探査できるようにしたものだ」
と呼び掛けているようです。
愛らしいポケモンキャラクターに
ここまで警戒する必要はあるのでしょうか。
それもあながち間違いではなさそうな背景があるのです。
「ポケモンGO」を開発した「ナイアンティック社」のCEO、
「ポケモンGO」を開発した「ナイアンティック社」のCEO、
ジョン・ハンケ氏は2001年に
グーグルマップとグーグルアースの実現に貢献した
「キーホール社」を設立した人物です。
「キーホール社」は2004年にグーグルによって
買収されていますが、もともとこの会社は、
CIAが有望なベンチャービジネスへの投資を行うことを目的に
2000年に設立した「インキュテル社」の出資で
設立されたものだと言われています。
さらにその「インキュテル社」は、
米国防省の「米国家地球空間情報局(NGA)」の出資でできた会社で、
この会社は、国家の安全保障に必要な
地理空間情報の提供をおもな任務にしています。
この経緯を踏まえると「ポケモンGO」を使い
CIAや「米国家地球空間情報局(NGA)」が、
ゲームのユーザーからデータを収集する目的を
持っている可能性は高いと考えられるのです。
習近平・国家主席も軍事施設などの
重要情報が漏えいすると懸念を示しています。
珍しいキャラクターを、プレーヤーが入ろうとしない地域に配置し、
誰も探しに行かないようなら、そこはアクセスが制限され、
軍事地域である可能性が推測できるのです。
本当にそういう意図を持って作られたゲームであれば、
21世紀の世界大戦は、私たちが知らないところで
もうすでに始まっているのかもしれません。
(アルフィックス日報)