気楽な独り言

(有)山野工務店を経営。 国産材を使い、職人の手作りにこだわった家造りをしています。 新築住宅やリフォームなどの事例をご紹介します。 また時々好きな旅行の記事や日々の出来事なども投稿していきます。

ガーデニング

「石畳のある家」 11.開口部につなげるストーン・デッキ

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  石が建材として親しまれているヨーロッパでは、
  固い石は道路等の家の外に使用し、
  家の中に近づくにつれて、柔らかい石を使っています。

  わたしも、砂岩や石灰岩などの
  代表的な柔らかい質感の石を使ったものは、
  ベランダの前や家の開口部とつながった部分に
  使用することをおすすめしています。

  特に、リビングに面した掃き出し窓の前に
  石を敷く「ストーン・デッキ」は
  最近、需要が高まり好評を得ているアイテムです。

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  ストーンデッキが好まれる理由は、

  ・裸足で外に出てると石の質感が気持ちがいい。

  ・ウッドデッキと違い、モダン、シンプル等
   どんなデザインの外観の住宅にもマッチする。

  ・ウッドデッキは、定期的な手入れが必要で、
   経費がかかる。

  ・水を含んでも問題がないため、
   地面に近い低い位置に作れるため、
   外を通る人からの視線を避けやすい。

  ・コンテナ、鉢植え等を水を気にせず置けて、
   ガーデニングを楽しめる。

  等が挙げられます。

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  またストーンデッキをつくることで、
  庭の手入れが楽しくなり、
  よりエクステリアスペースを活用することに
  つながるようです。

  次は、このストーンデッキやテラスに人気の
  石2種を紹介します。

  (イエマガ)

「石畳のある家」 10.石を敷くスペース

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  もし、玄関までの径に石を敷きたいとお考えなら、
  歩きやすいように、また毎日通ることが
  楽しみになるような石を選んでいただきたいと思います。

  スペースごとに石を選ぶポイントは、
  ・色
  ・質感
  ・硬度
  ・大きさ
  を考え、イメージやスペースにあった特性のもを選びます。

  古都のように足音が響く石をアプローチに使ったり、
  柔らかい肌触りのものをテラス(リビング前など)
  に使ったり…と敷く場所によって使いわけることを考えてみてください。

  また、日本の「濡れ縁」のように濡れたときに色の変わる
  石の風合いも石畳の魅力のひとつです。

  雨の日も石畳を眺めて楽しむことができますので、
  悩んだときは、石の濡れた状態も見られてはいかがでしょうか

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  (イエマガ)

「石畳のある家」 8.各国のアンティーク石畳

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  ヨーロッパ各地で実際に使われていた石畳(花崗岩)です。

  使われていた国は、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマークの一部です。

  グレー、白、赤と色とびがあり、デザイン性の高い北欧の明るいイメージが感じられます。

  並べたときの色合いの違いからナチュラルな石のぬくもりが感じられます。

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  この石も、花崗班岩です。使われていた国は、
  ベルギーからフランス、オランダ、デンマークの一部、ドイツからスイスの一部です。

  青みを帯びた落ち着きある深い色合いは、ヨーロッパの古都を思わせます。

  重厚な玄関、日本家屋にも似合う石畳がつくれます。

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  こちらは玄武岩のアンティーク石です。

  使われていた国はベルギーからオランダ、デンマーク、ドイツです。

  ほか(花崗岩)の石畳とは違い、密度が荒く柔らかな風合いを持っています。

  淡い墨のような色合いがガーデンシーンを引き締めます。

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  (イエマガ)

「石畳のある家」 7.アンティーク石畳とは

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  ヨーロッパの景観に欠かせない石畳ですが、
  長年の間にがたがたになった道路の補修や再開発をかねて、
  舗装のやり直しが必要となります。

  実は石畳は掘り起こすととても大きなかたまりの石です。

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  下地を工夫すればこんなに大きな固まりの石畳を
  そのまま埋め戻す必要はありません。

  ベルギーのVan Camp社は、掘り起こした石をスライスして、
  同じ場所に戻して施工する再開発の仕事をしています。

  多くの場合、表面が踏まれて丸くなった一番上の部分は車道に施工し、
  真ん中の部分は、表が平らで歩き安いことから、歩道に敷きます。

  そうすると同じ石畳の石を使って、施工をし直し、
  町の景観は保全された上に、石畳が余ることになります。

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  この余った石がヨーロッパのアンティーク石畳として販売され、
  日本でも使用したいという方が多い人気のガーデンアイテムです。

  ベルギーは、ヨーロッパの中でも交通の要衝で、
  主なヨーロッパの国々へのアクセスにはとても重要なところです。

  そのためVan Camp社は、ベルギー以外にもフランスやドイツ等の
  ヨーロッパ各国、北欧諸国で再開発の仕事に携わっています。

  アンティーク石畳は、それぞれの国、また同じ町、通りによって
  それぞれ色や大きさが異なり、並べてみると非常に味わい深いものです。

  100年、200年前、ヨーロッパのどこかでこの上を馬車が走り、
  長い歴史が刻まれたこれら石は、玄関アプローチや庭に敷くと
  間違いなく落ち着いた雰囲気が醸し出されます。

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シンボルツリーのある家 番外編 8種類以外に・・・

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  これまでに紹介した8種類(シマトネリコ、ソヨゴ、ハナミズキ、ヤマボウシ、
  シャラ、モミジ、エゴノキ、カツラ)以外にも、洋風のシンボルツリー候補は存在します。 

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  一つが「オリーブ」です。 数少ない常緑樹です。

  こいつが何故8種類のうちに入らなかったかというと…

  「いいものが少ない」からです。

  シンボル以外で小さなものを植えるならならまだいいんです。

  そこそこの値段で手に入ります(割高ですが)。

  しかし、シンボルにするとなると最低でも2メートルは欲しいですよね。

  しかも、幹周もそれなりにないと格好悪いです。それを満たすオリーブは高価です。

  他のシンボルツリー候補の倍くらいのイメージでしょうか。

  ついでに言うと移植にあまり強くなく、私としても仕入れに躊躇する樹です。

  それでも是非、という方はシンボルツリー候補に挙げられます。

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  二つ目が「ミモザアカシア」。常緑樹です。

  これは2月の末から3月ごろに花が咲くのですが、その様子が見事。

  黄色い花が樹いっぱいに咲きます。

  これを8種類の中に入れなかった理由は…「成長が速く、大きくなりすぎる」からです。

  ヒョロヒョロと伸びていくんですが、非常に伸びるのが速いです。

  根がしっかり張っていないのに構わず伸びていきます(よって風にも弱い)。

  枝もグングン伸ばします。時折、思い切って剪定してやる必要があります。

  ですから手間がかかりますし、広いスペースが必要になってきます。

  シンボルツリーのスペースを広く取れて剪定の手間(コスト)をかけられる場合は
  候補にあげることができます。

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  もう一つ。「アオダモ」を付け加えておきます。

  これは落葉樹です。バットの木、なんて言われます。

  野球のバットの材料に用いられたりします。

  野性味のある樹形、小さな白い花、新緑の美しさ、そして強さ(枯れない)。

  派手さはありませんが、色んな良さを兼ね備えた一種。

  これを敢えて8種類の中に入れていないのは、
  現状では樹形の良いものの流通が少ないからです。

  逆にもう少し先になれば、どんどん広まっていく樹かも知れません。

  今後に期待したいですね。

  (イエマガ)
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