●206ボーン
子供(新生児)は350本、大人になると206本に減ってしまうものは何でしょう。
子供(新生児)は350本、大人になると206本に減ってしまうものは何でしょう。
「本」という単位からお分かりでしょうか、正解は骨です。
ヒトは成長過程で、骨盤や胸骨などの骨が癒合してひとつの骨になるそうです。
最終的に骨の癒合が終了するのは、男性が18歳、女性で15歳頃と言われており、
この頃に骨の端にある骨の成長する部分が無くなってしまうため、
成長も止まってしまうそうです。
骨の成長は止まりますが、止まった後も骨は日々、新陳代謝を行っています。
骨の成長は止まりますが、止まった後も骨は日々、新陳代謝を行っています。
骨を作る「骨形成」という働きと、骨を壊す「骨吸収」という働きを繰り返し、
約3年で体中の骨が作り変えられるとされています。
骨には体を支え、内臓を守る働きの他、
血液の生成や、カルシウムの貯蔵庫としての役割も担っています。
体がカルシウムを必要になった時に、
骨が貯蔵していたカルシウムを溶かし出しますが、この働きが「骨吸収」です。
骨の新陳代謝のバランスが崩れ、骨吸収ばかりが増えると、
骨の新陳代謝のバランスが崩れ、骨吸収ばかりが増えると、
必要以上にカルシウムを溶かしてしまい、骨粗鬆症の原因になります。
一般に、骨を丈夫にするためにはカルシウムが必要と言われますが、
骨形成を活発化させて骨吸収を抑えるには、
ビタミンD、中でも「活性型ビタミンD3」と呼ばれるものが必要です。
また、食事から摂り入れたカルシウムを腸から吸収するのは難しいのですが、
ビタミンD3はその吸収率を上げてくれるそうです。
他にもビタミンD3には、血液や筋肉中のカルシウムの濃度を保つ働きもあります。
骨の新陳代謝や、カルシウムの吸収、
骨の新陳代謝や、カルシウムの吸収、
体中のカルシウム濃度の調節に欠かせないビタミンDですが、
サケやウナギ、サンマなどの脂っぽい魚、
しいたけやきくらげなどのきのこ類に多く含まれます。
また、ビタミンDは私達の体の中で作ることも出来ます。
日光に当たると紫外線の作用で、皮膚の中にあるコレステロールが
ビタミンDに変化しますので、適度に日に当たることをお勧めします。
骨は状態が不健康であっても、あまり自覚症状はありませんので、
ビタミンDの摂取と適度な日光浴を習慣化させることで、
骨の健康を維持して頂きたいです。
(あるる)