▽準々決勝(西京)
宇部商 020 100 000|3
岩 国 051 000 00×|6
◎…岩国が素晴らしい集中力を発揮した。2点を追う2回、内田、松井の連続安打などで無死満塁。7番高木の四球で1点をかえし、続く立場川の左前適時打で同点。さらに敵失や今浦の中前適時打で3点を加えた。完投した高木は変化球の切れがよく、3回以降は3安打に抑えた。要所での守備陣の好守も光った。宇部商は2回、河内山の適時打などで2点を先取。2回途中から投げたエース高橋は無四死球、被安打3と力投した。
★4番としてチームを引っ張った宇部商の原田直輝捕手(3年)
高橋は、気持ちをしっかり持ち丁寧に投げた。練習は苦しいことが多かったが選抜大会に行けたし、チームに感謝している。
◇途中から登板 エースは健在/宇部商・高橋貴洋選手
宇部商のエース高橋貴洋は2回途中から投げ、7回を被安打3に抑えた。中富力監督は「何も言うことはない。ベストピッチングだった」と好投をほめた。
チームで唯一1年生からレギュラーを務めた。1年生の時は三塁手として甲子園ベスト4にも貢献。2年生になり肩の強さと度胸のよさを見込まれて投手に指名された。
この日の先発は2年生の三上慎司。試合後、高橋は「三上は僕よりもいい投手。もっと成長して来年は甲子園にいってほしい」と夢を託した。
朝日新聞2007年07月28日