●急な運動は控えて下さい
中国の古典「黄帝内経」に、
中国の古典「黄帝内経」に、
「春は生じ、夏は長じ、秋は収じ、冬は蔵する」
という養生法が記されています。
つまり、「冬に病気が出てきて、春は治るための不快な症状が多く出る。
そして、夏に治り、秋にはまたストレスが始まる。」という流れがあるようです。
したがって、春は陽気で気持ち良い反面、
不快な症状が出てきやすい季節でもあります。
今回は春独特の症状についてと、その解決策をご紹介致します。
春に出やすい症状としては、だるさ、花粉症、ニキビ、胃腸病、肩こりや、
春に出やすい症状としては、だるさ、花粉症、ニキビ、胃腸病、肩こりや、
イライラ、不眠、うつ病、芽吹き病、自律神経失調症などがあり、
それらは全て五臓(肝、心、脾、肺、腎)の中の「肝」が影響しているようです。
これは、春になると寒さに備えて厚くしていた皮下脂肪が薄くなるため、
その下を流れる血管が広がります。
そして、血液量が増えて体温を放出する方向に転換するため、
血が騒ぎやすくなり、肝機能が亢進しがちになるのです。
また、4月は季節の変わり目で寒暖の差が大きいため、
体調を崩しやすいとも言われています。
この肝機能を元に戻すには、主に酸味のある食材を摂ることです。
この肝機能を元に戻すには、主に酸味のある食材を摂ることです。
酢の物や柑橘類、梅干し、春菊など酸味のあるものは
肝機能の働きを正常にして、体の疲れをとり、精神の苛立ちを抑えます。
さらに目の疲れを癒し、眠りを深くしてくれるため、胃腸の働きを高めます。
また、今が旬の春野菜を食べることも良いことです。
タケノコ、ワラビ、タラの芽、フキノトウなどの山菜が代表的で
これらは独特の苦味、辛味があり、この苦味や辛味の成分が
冬に疲れた腎臓や肝臓の働きを活発化させ、
体調を管理する事が出来るのです。
ちなみに、体を冷やすことも良くありませんので、
ニンニクやネギなど体を温める食材を摂ることもおすすめです。
春になり気候が暖かくなれば、気分も上向き活発に体を動かしたくなりますが、
春になり気候が暖かくなれば、気分も上向き活発に体を動かしたくなりますが、
冬の間休ませていた体を急に動かしてしまうと、
反動が大きく体に負荷を与えてしまいます。
また、4月は学校や会社など新生活が始まるため、
新しい環境に慣れていない人が多く、
精神的にストレスを抱えることも多いようです。
まずは、ゆっくり体を休めて自分に合ったリラックス法を見つけながら、
春を満喫されてはいかがでしょうか。
(あるる)