●早朝高血圧
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自覚症状がなく放置されやすく、
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自覚症状がなく放置されやすく、
知らず知らずの間に大病を引き起こす原因である
別名「サイレントキラー(沈黙の殺し屋)」とも呼ばれる高血圧。
なんと、日本人の1/3である約4000万人が
高血圧であるといわれています。
血圧は、血液を送り出す際に血管にかかる圧力のことで、
血圧が高ければ高いほど血管への負担は大きくなります。
一概に、高血圧といっても様々な種類があります。
一概に、高血圧といっても様々な種類があります。
例えば、診療室という慣れない環境で緊張してしまい、
病院で測る血圧が家庭で測る血圧よりも高くなる
「白衣高血圧」というものがあります。
反対に、昼間病院で測る際は正常な血圧でも
朝方に血圧が高いケースもあります。
朝に血圧を抑える降圧剤を飲んでいる人の場合、
来院する際は正常な血圧でも効力が失われる
夜から朝方にかけて血圧が上がることになります。
他にも、夜間に血圧が下がらず朝方にピークを迎える場合や
夜は落ち着いていても目覚めて急激に血圧が上がる場合があります。
これらは「早朝高血圧」と呼ばれ、高血圧患者の約半数が
これに該当するといわれています。
朝、血圧が上がることは心臓の動きを活発にする
朝、血圧が上がることは心臓の動きを活発にする
交感神経が働きだすためで、若い人には必要な血圧上昇です。
しかし、高齢者や高血圧の人の場合は
血液がドロドロに濃縮されている際に、急激に血圧が上がると
血管が破れたり詰まったりする可能性があり、
これが脳卒中などの原因になります。
心筋梗塞を例に見ると、起床後1時間以内に
最も発作が起こりやすくなっているため、
朝の高血圧には特に注意が必要になります。
高血圧の予防は、ライフスタイルの改善が最優先されます。
高血圧の予防は、ライフスタイルの改善が最優先されます。
食塩は、夜の血圧を上げる原因になるため、
早朝高血圧の人にとって減塩は基本となります。
朝の血圧が高い場合は、運動やタバコなど
血圧上昇につながる行動を控えることが大切です。
また、寝ている間に汗をかいて水分が不足し
血液がドロドロの状態となっているため、
起床後に常温の水を1杯飲むことで血液に水分が保有され
ドロドロの状態が改善されます。
起床時に冷たい水を飲むと、体を冷やしてしまい
血圧を上げることになるので常温の水が良いとされています。
高血圧は動脈硬化を引き起こし、その後脳卒中や狭心症、心筋梗塞など
高血圧は動脈硬化を引き起こし、その後脳卒中や狭心症、心筋梗塞など
様々な合併症を発症する怖さがあります。
健康的な生活を送るためにも、生活習慣の改善などを実践して
高血圧を少しでも防ぎたいものです。
(アルフィックス日報)